猫の知能は侮れない!驚いた猫のエピソード3つ

よく猫より犬の方が賢い…なんてことを耳にしませんか?確かに 人のために働く盲導犬等の賢い犬もいますよね。それと同じように猫にも賢い子はいます。

猫の知能は人間の2、3歳に相当するとも言われてます。人間の2、3歳って結構知能ありますよ。意思表示ができ、「おはよう」等の挨拶もできます。

それなら猫の知能はまんざらでもないと言えます。

これからご紹介するお話は、日頃喧嘩もするのに、ちゃんと仲間を守る猫たちのこと。それではリレー方式で、人間も脱帽する私が実際に体験した3つのお話をご紹介します。

木から降りられなくなった長男猫を助ける長女猫

ある日、外から大きな鳴き声が聞こえてきました。どうやら長男猫の「とーま」が、山に面した木から降りられなくなっているようでした。私ははしごを伸ばしてレスキューを試みましたが、惜しいところで届きません。

それにこのまま手を伸ばした状態で飛び込んでこられても、不安定すぎてこっちが怖すぎです。鳴き続けるとーまと困り果てる私。

何の手立てもなく、玄関のシューズボックスの上に寝ていた長女猫「チャフ」に助けを求めました。「ねえ、チャフ助けて」

チャフは大きく伸びとあくびをすると、ゆっくりと外に出てきました。あれあれ?でも全然違う方向に行ってしまう。やっぱり無理かと諦めていたその時、その反対方向から2匹がやってきました。

獣道でしょうか?どうやらチャフにしかわからないルートがあるらしく、そこを通ってとーまを連れて帰ってきました。

とーまに至っては弾けるような軽やかな足取り。私は思わず吹いてしまいました。「ありがとー、チャフ」

そしてチャフは玄関に戻り、昼寝の続きを始めました。何てかっこいいんでしょうか。惚れ直しました。

もちろんこの日、おやつに大好きなササミをあげました。日頃はツンツンシャーシャーで単独を好むチャフ。でもちゃんと仲間意識はあるんだなと、チャフの違った一面を見たような気がしました。

というより、ちゃんと状況を把握してて私の言葉でレスキューに行ったことがびっくりしました。それと同時に、これは猫の前では悪口言えないなとも思いました。

車の中に忘れた次男猫を助けた長男猫

次にその助けられたとーまは、こんな賢さを見せてくれました。

私がリビングのソファーに座っていると、外から帰ってきたとーまが鳴いて何かを訴えています。

「お腹空いたのかな」 違う。「抱っこしてほしいのかな」 違う。「じゃあ、遊ぼうか」 それも違う。

なんか全部違うみたいで、ずっと鳴いていました。どうしたものかと、とーまの頭を撫でていると私の指をパクリと咥え、玄関の方向へ連れていこうとする。

外に出ろってことなのかと連れていかれることにしました。中腰のまま外に出てみると、とーまは私の車が停めてある方に連れていきました。

「あっ!」忘れてた。車の中の次男猫「オレオ」と目が合ったときに、それを思い出しました。(季節は夏ではありません)

買い物から帰ってきたときに乗り込んできてなかなか降りてこないので、後で降ろそうと思って一旦家の中に入ったんだった。

慌ててドアを開けてオレオを出すと、とーまはホッとしたように家の中に戻っていきました。とーまは私にそれを教えにきた。「ありがとう、とーま」

きっとオレオは鳴いていたんだね。とーまが必死に教えてくれていたのに、なかなか気付かずにごめんね。そして教えてくれてありがとう。

忘れてた私もどうだろうと思いますが、そんな間抜けな人間のフォローをしてくれるなんて、本当に家族の絆を感じました。

みんなのためにドアを開けてあげる次男猫

それではアンカーの次男猫のオレオが披露した賢さは、学習能力の高さ故の行動です。私は常々、このオレオがいちばん学習能力が高いとみてました。

毛繕いも柱に登るのトイレも、先輩猫たちを観察しいち早く実践していました。それが高じて先輩猫たちがドアの向こうで鳴いてると、一生懸命伸びをし両手で包み込むようにしてレバー式のドアを開けます。

実はもう一匹ドアを開ける猫がいますが、この猫はジャンプ方式。跳んで勢いで開けるんです。おそらくこの猫を見てドアを開けるのを覚えたのでしょう。

小さな頃はジャンプしてましたが、いつの頃からか背伸び方式に変わっていました。

確率的には背伸び方式のほうが開きます。それにこの先輩猫、自分が出入りするときにしか開けません。ところがオレオはあちらの部屋にいても、小走りでドアのところにやってきて開けてあげるんです。

でもたまに気分が乗らないのか、寝たふりしてるときがあります。耳がピクピクしてるからバレバレです。

そんな姿もクスッと笑えるけど、必死に背伸びしてる姿は何ともかわいらしく、手伝ってあげたい衝動を抑えています。

でも欲を言うなら、閉めてくれると有り難いです。そこまでいくと天才です。やっぱりこれは欲張りですね。

猫は不穏な空気を読み取るのが得意

どうでしたか。猫って賢いと思いませんか。

これらを見てみると、きっと猫は感性が鋭いんだと思います。だからこそ飼い主は日頃のコミュニケーションを大切にし、愛情深く接していかないといけないと痛感させられます。

もちろん猫の前で悪口もタブーですよね。そう考えると、猫の愛情深い知能が発揮できるのも飼い主次第だと思います。

そして感性が鋭いからこそ、空気を読み取る力も素晴らしい。特に穏やかではない空気。 だって夫婦喧嘩のときは、いつの間にか全員散ってますから。もしかしてこれは2、3歳以上の知能かもしれないですね。

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