猫の目にゴミが入っているときの対処。ゴミが入りやすい猫の目のケア

猫の目にゴミが入っていることを見かけたことがあるかもしれません。そんな時も、意外と猫はあんまり気にしていないようなんですよね。

人間の場合、目の中にゴミなどの異物が入ってしまうと涙もたくさん出て痛くてたまらなくなってしまいます。

猫の目は、人間の目の仕組みとどのような違いがあるんでしょうか。

猫が流す涙は、人間のものとは種類が違います

人間の場合は、感動した時や悲しい時に目から涙を流します。

泣くことによってストレス解消にもなりますが、それはコルチゾールやACTHというストレスの原因になる物質を涙によって排出しているからなんですね。

しかし猫の場合は、悲しい時やストレスが溜まっていることによって涙をポロポロ流すという機能はありません。

実際にうちの愛猫の先生は、ニセ蔵と喧嘩をした時に目を怪我をしたりすることがあるんです(残念ながら、そこまで仲が良くないのでたま～に喧嘩をすることがあるんですよね)。

うるうる…

喧嘩をした翌日は、先生は1日か2日は涙目になっています。目の傷ができた場合に、膜を張ることで自己治療しているのでしょう。

それからしばらく経過するとキレイに治っているのでその度にすごいなぁ！と思っています。

猫の目にゴミが入っても、通常はそのままにしておいて大丈夫

うちの先生とニセ蔵も、気付くと結構目の中にゴミが入っていることがあるんですよね。

じっ…

普段は特に気にしていないんですが、1度目頭の部分からゴミ？毛のようなものがはみ出ていたので、引っ張ってみたことがあります。

そうしたら、そこから手品のように猫の毛に絡み付いたゴミ？が出てきましたよ。ちょっとビックリしつつも、かなり気分爽快でしたけれどね。

しかし、こんなにも目の中にゴミが入り込んでいるのに、猫自身は全然気にしていないというのも…。

飼い主としては「大丈夫なの？」と心配になってしまうものですよね。

そもそも、猫は痛みを感じるための痛覚があまり発達していないので、ゴミが目に入ったとしても痛みもないと言われています。

つまり、痛みに少し鈍感である、ということなんでしょうね。

上項目でもお話したように、猫はある程度のゴミが目に入ったくらいなら涙によって流し出してしまうことができるんです。

猫の涙には問題ない場合と、問題がある場合があります

先程先生の涙のお話をしましたが、このように特に問題がない猫の涙と、ちょっと危険を伴っている猫の涙があるんです。

はじめは目にゴミが入った程度かもしれませんが、それからたくさん涙を出していたら、飼い主さんとしても心配になってしまうでしょう。

では、その見分け方についてご紹介していきますね。

猫が涙を流していても、特に問題はない場合

最初に特に問題はない涙のパターンを見てみましょう。

• 食欲はちゃんとある
• 猫が痒がったりはしていない
• 体重は変わっていない
• 涙は毎日出るけど、拭けばキレイになる
• 赤く腫れたり、茶色になったりしてない
• たくさん目やにが出ていたりはしない

このような状態なら、猫が涙目であってもそれほど心配することはないです。

ちょっと危険信号！病院で診察してもらうべき猫の涙

ここからは、病気になっている可能性が高い目の症状について考えていきましょう。

• 猫が目を開けられない状態になっている
• 目が腫れている
• 目に赤みが出ている
• 何度も猫が目を掻いている

これらの症状が猫に見られる場合には、目が病気になっている可能性があります。その場合に考えられる病気はこちらです。

• 角膜が炎症を起こす
• 急性緑内障
• 結膜炎
• 眼瞼炎

猫の目に異常がある場合には、もしかするとこれらの病気を引き起こしているかもしれません。

異常に気づいたら早めに病院に行くことで、少しでも早く治療を始めることができるでしょう。

猫の目にはゴミが入りやすいので、日頃から気を付けるようにしましょう

猫の目ってクリクリしていてとっても可愛いですよね。人間の顔の大きさからする目のサイズと比べると、猫の目というのは異常なくらい大きいと言えるんですよ。

だから、猫の目にはゴミなどが入りやすくなるのも当たり前のことなんです。

だから目が大きい猫は、人間と比べてウイルスや細菌などにも感染しやすくなってしまうんですね。

特に結膜炎などは、ホコリなどゴミが目に入ることが原因で発症してしまうと考えられます。

飼い主さんは日頃から部屋にホコリをなるべく溜めないようにすることで、猫の目を危険から守ることができるんです。

猫の目のケアをする場合には、「とにかく優しく」を心掛けましょう

猫の目というのは、ゴミなどが入りやすいのでトラブルに発展することも多いんです。

比較的目やにが出やすくなる血統もあるので、猫が目やにや涙を出していたら、飼い主さんがケアをしてあげるといいでしょう。

さらに猫用の目薬などもペットショップで販売されているので、猫の目が赤く充血している時には使ってあげるといいでしょう。

ガーゼなどで拭くにしても目薬をさすにしても、大切なのは猫が怖がらないようにスピーディーに優しく行うことです。

猫の目はトラブルになりやすいので、毎日のチェックをなるべく欠かさないようにしたいですね。

猫の目のゴミには日頃からよく気を付けるようにしましょう

猫の目は人間の目と比べると、割合としてとても大きいことが分かりましたね。だから人間よりもはるかにゴミやウイルスが入り込みやすくなっているんです。

普通にゴミが入っている程度ならそのまま放っておけば大丈夫です。涙や目やにが出ているようなら優しくケアしてあげてくださいね。

さらに病気の可能性が考えられる場合には、早めに病院に連れていってあげましょう。

猫の目は健康のバロメーターなので、飼い主さんが日頃からしっかりとチェックしてあげてくださいね。