迷い猫を見つけたら。野良猫と飼い猫の違い&連絡すべき場所

自分の生活スペースの近くなどで、見たことのない猫を見かけたらどうしますか?

しかもその猫は、なんとなく野良猫ではないような…人に甘えてきたりする仕草が見られるなら、それはどこかのお家から脱走してしまった猫なのかもしれません。

その猫が飼い猫なのか、それとも野良猫なのか…どのように判断したらいいのか、チェック項目で確認しましょう。

飼い猫だと判断した場合にはどこに連絡を取るべきなのかも知っておいてください。

特に災害が起きた時には、行方不明になってしまった猫が街にあふれてしまう可能性が高いです。

愛する猫と離ればなれになってしまって困っている飼い主さんの元に、少しでも早く猫を返してあげられるといいですね。


人に慣れている飼い猫と、慣れていない野良猫の違い

そもそも、飼い猫と野良猫には基本的にどのような違いがあるのでしょうか。

飼い猫のヒトに対する考え方

飼い猫は毎日快適な家の中で暮らしていますよね。そして1日に2回から3回、お腹が空けば飼い主さんから美味しいごはんがもらえます。

そして毎日飼い主さんに可愛がってもらえていますし、抱っこだってヨシヨシだってしてもらえます。

仲良しの度合いにも寄りますが、毎晩一緒に寝ている飼い猫もいるでしょう。

猫は気まぐれな性格ではありますが、その気持ちの根底にあるのは「飼い主さん大好き!」の気持ちなんですね。

とにかく飼い主さんに甘えてきてくれる猫が多いです。

特に小さな子猫の頃に母猫と引き離されてしまった場合には、飼い主さんの側からとにかく離れられない「分離不安」になることもあるんです。

基本的な飼い猫の考え方としては、やはり「飼い主さんが全部やってくれるから大丈夫だにゃ」といったところでしょうか。

寝ている猫の写真
うちの愛猫、ニセ蔵です。

飼い猫がリビングで寝ている姿など、スヤスヤ寝息をたてる所を見ていたら安心感しか感じませんね。

飼い主さんの毎日な献身的なお世話によって、いつまでも子どものような甘えたがりの性格をしている猫が多いです。

野良猫のヒトに対する考え方

野良猫の場合は、基本的に「人間に頼る」という選択肢を持ち合わせていません。

特に小さな子猫時代から野良猫として生きてきて、厳しい環境の中で大きくなってきた猫ならばその気持ちはさらに強いでしょう。

メス猫は大きくなってからも母猫と一緒に行動する傾向がありますが、オス猫の場合には母猫が子猫を威嚇して親離れをさせることもあるんですよ。

ですから、人間が野良猫に近寄っていくと
「こっちにくるな!」とつい威嚇してしまうかもしれません。

野良猫の中でも、いつも決まった人からごはんを分けてもらっている猫ならばある程度人慣れしていることもあるでしょう。

それでも野良猫が食べられる、毎日の確定した食事ではありませんから、そういった意味では毎日の生活自体が不安定なものだと言えるのです。

だから野良猫は「生きていく上では、自分だけで頑張っていかなければいけない」という気持ちを持っていると言えるんですね。

飼い猫?野良猫?判断するときのチェック項目

それでは、街で猫を見かけた時にはどのように飼い主か野良猫かを見分ければ良いのでしょうか。

猫の状態を見てみよう

まずはその猫の、外見のチェックからしてみてください。

  • 毛並みの状態(パサパサしていれば野良猫、毛づやがあれば飼い猫)
  • たとえ汚れていても首輪をしていてば飼い猫の可能性が高い
  • 肉球(キレイで柔らかいのが飼い猫、汚れて固いのは野良猫)
  • 目やにがかなり付いていれば野良猫の可能性が高い
  • 顔に古い小傷がいくつかあれば野良猫の可能性がある
  • 猫の顔つき(おっとりしているのが飼い猫、シャープで野生の目をしているのが野良猫)
  • 猫の臭い(飼い猫の場合はほとんど臭くないが、野良猫は臭いが蓄積されている)

基本的に野良猫は飼い猫と違って野生の中で生きているので、強い表情をしていることが多いです。

一般的に完全室内飼いの猫は自分でごはんを確保したりできませんから、このようにごはんを捕まえている時点でかなり野性味が強いです。

迷子になってしまって日数が経過している飼い猫の場合も野良猫に威嚇されたりして怪我をしているかもしれませんが、その場合には「古い小傷」はないでしょう。

新しい傷ならば、迷子になってからできてしまった傷なのかもしれません。

もしも抱っこをさせてくれたなら、猫の臭いを嗅ぐことができますからそれでチェックすることもできるかもしれませんね。

猫の仕草や態度によって見分ける

それでは次に、猫が人間に対してどのような態度で接してくるかを観察してみてください。

  • 人間に向かって「ニャー」と鳴いてくる
  • ゴロゴロと喉を鳴らしている
  • 人間に近づいてきて、足元にスリスリしてきた
  • 人間が近づいても逃げる様子がない
  • 人間からごはんをもらって食べた
  • さわらせてくれた、抱っこをさせてくれた

これらの項目にチェックが付けば付くほど、飼い猫である可能性は高いといえますね。

人間に向かって「ニャー」と鳴くということは、「お腹すいたからごはんちょうだい」とか「助けてよ」と人間を頼りにしているという気持ちの現れでもあるのです。

さらに人間に近づいてきたり、抱っこができるような状態であればそのまま保護することができるでしょう。こうなるとかなりの確率で、飼い猫であると考えられますね。

迷い猫の首輪がないとき。連絡すべき場所やその後の行動

猫を無事に保護することができたら、次に猫の飼い主さんの情報を調べていきましょう。

猫に首輪が付いていて、飼い主さんの情報が記載されている場合にはすぐに連絡してあげてください。

さらにマイクロチップやIDタグなどが付いていることが分かった場合には、保健所に問い合わせることができるでしょう。

しかし、それらの情報がない場合には、どこに連絡すれば良いのでしょうか。

猫を保護していることを連絡する場所

猫の首輪やマイクロチップなどが付いておらず、飼い主さんの情報が全く分からない場合にはどこに連絡をすれば良いのでしょうか。

  • 警察
  • 保健所
  • 動物愛護センター

迷子猫の場合、動物愛護センターなどに引き取ってもらうことは可能ですが、それはやはりオススメはできません。

動物愛護センターなどでは保護できる日数というのが限られています(施設にもよりますが平均3日から7日程度)。

もしそれまでに飼い主が現れなければ、最悪の場合殺処分されてしまう可能性もあるからです。

さらに猫がそれらの施設で狂暴だったりした場合、即日処分されてしまうことだってあるのです…

猫は場所によって大きなストレスを抱えてしまう生き物ですから、特に愛護センターなどでは恐怖から威嚇してしまうこともあるでしょう。

そんな時に恐ろしい判断をされて最悪な結果を迎えることがないように、できるならば保護した人の自宅(難しいなら一時的に誰かに預かってもらうなど)で保護してあげてほしい…と切に願います。

猫はとても大切な家族ですから、居なくなってしまった猫をご家族の方は必死になって探しておられることと思うのです。

猫を保護していることが分かるチラシを配る

さらに、「迷い猫を保護しています」という内容のチラシを作成して近所に配ったりしすることもできるでしょう。

猫は脱走してからしばらくは、もそれほど遠くに行かない習性があるのでもしかしたら飼い主さんは近くにいるかもしれないからです。

このときに記載する内容はこちらです。

  • 猫の全体の画像
  • 保護した場所や日時
  • 猫の毛の色を分かりやすく記載
  • 保護している人の連絡先

これらの情報を分かりやすく記載しておくと安心ですね。掲載するのにオススメの場所はこちらです。

  • 近くの動物病院(院長先生から許可をもらう)
  • 回覧板に入れてもらう(町内会長に要請)
  • ゴミ収集の場所(町内会長)
  • 近所の小学校の掲示板(校長先生に相談)

やはり、なるべく近所の人々に知ってもらえるような場所に掲載する必要があります。迷い猫を保護しているということで、きっと皆さん対応してくださるでしょう。

今はSNSで検索してみるといいかも

今はスマホのSNS機能も充実していますから、それで迷子猫の情報を検索してみることもできるでしょう。

猫を探している飼い主さんが投稿しているサイトはいくつかあります。

  • ネコジルシ
  • 迷い猫.NET
  • ペットのきもち
  • 迷子猫・保護猫掲示板(ネコサーチ)
  • ジモティー(地元の掲示板)

特に災害が起きた場合にはたくさんの猫であふれてしまうことになるのですが、検索機能も使えるので調べてみてください。

検索するときには、下記のような情報を入力しましょう。

  • 猫を拾った場所や県(隣の地域でも検索してみる)
  • 猫の色や性別
  • おおよその年齢
  • 柄の特徴

このような内容で検索してみてください。もしかするとヒットするかもしれませんよ。

災害時に飼い猫と思われる猫を発見した場合には

災害が起こったときには飼い主さんも猫もパニックになることが容易に想像できますよね。

とつぜんの災害で猫が脱走してしまい、どこを探せばいいのかも分からずに途方に暮れてしまう飼い主さんもおられるでしょう。

もしも災害が起こったときに飼い猫らしき猫を発見したなら、まずは上記のようなパターンで飼い主さんが探すための行動に出てください。

しかし、災害が起きていることでもしかすると飼い主さんも被災されている可能性も出てきます。

今の状況ではもはや猫を飼うことは難しい…と言われることもあるかもしれません。

そんな場合のことも想定して、もしかしたらこのまま家に猫を迎える可能性もるかもしれない、ということを頭の片隅に置いておきましょう。

もちろん誰の家庭でも事実がありますから、里親になれない場合には新しい里親探しをする必要性も出てきます。

ただ、なかなか飼い主さんが現れないからといって保健所に連れ込むことは絶対にしないでください。

上記に挙げているように警察と動物愛護センターに猫を保護していることだけは、きちんと報告しておきましょう。

飼い猫らしき猫を保護したら、とにかく情報拡散に努めよう

猫がとつぜん脱走してしまったら、飼い主さんは本当に困ってしまいます。

猫が1度でも居なくなった経験がある方なら、この気持ちは痛いほど分かるのではないでしょうか(私も同じくです)。

猫を保護することができた時点で、その猫はほぼ飼い猫であると言えるので、あとは情報を検索・拡散することに務めてください。

飼い主さんが見つかって無事に猫と再会できるまでは、なるべく保護した人の自宅で飼育しておけると理想的ですね。

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