猫の声が出ない時に考えられる原因&飼い主がしてあげられること

猫が口を開けて何か言っている感じはあるのに、声が出ていない…というシーンを見かけたことはありますか?

たまにある位ならサイレントニャーかもしれませんよね。その場合には飼い主への愛情の現れとして、ありがたく受けとることができるでしょう。

しかし、飼い主さんが猫の様子を観察していて、毎回声が出ていないという場合には何か他の要因があるのかもしれません。

一生懸命何かを伝えようとしているのに、声が出ていないとしたら、飼い主さんは「一体何があったのか」と心配になるのではないでしょうか。

人間も風邪を引いていたり、体調が悪いときには声が出ないことがありますよね。これと同じように、猫にも何らかの理由で声が出ていない可能性があると考えられるんですよ。

猫の声が出ない理由として考えられること

それでは、猫の声が出ていない時の理由にはどんなものがあるのか、6つご紹介していきますね。

1.ストレスがかかっているから

猫は、ストレスにかなり敏感な生き物です。飼い主からすると何でもないようなことが、猫にとってはストレスの要因になることが多いんですよ。

引っ越しや模様替え、新人猫をお迎えする、トイレを変える…など、猫は様々なことをストレスとして受け取ってしまう傾向にあるんですね。

猫のストレスが溜まって声が出なくなるということは、かなりのストレスを受けているということが考えられます。

その場合には、一刻も早く猫にとってストレスの溜まらない、くつろげる空間を作ってあげるようにしてあげましょう。

2. 猫同士の喧嘩をしたから

猫同士で喧嘩をする時には、1つ目の項目と同じように強いストレスがかかります。さらに喧嘩をしている猫って、かなりすごい声で鳴きますよね。

野良猫が外で喧嘩をしている声を耳にして、心配になった方は多いのではないでしょうか。

猫同士の喧嘩で声を出しすぎたり、もしかすると喉に怪我をしてしまって声が出なくなっているのかもしれません。

基本的に1匹で飼われているならその心配はありませんが、多頭飼いの場合にはどうでしょう。

実は、飼い主さんが知らない間に2匹で激しい喧嘩をしていた…なんてことがあるかもしれませんからね。

しばらく様子を見てみて、いつまでも声がでないままだという場合には病院で診察してもらった方がいいでしょう。

3.起きたばかりだから

猫が寝ていて、起きたばかりの時はうまく声が出ないことがあります。人間の場合でも、朝起きたばかりの時ってちゃんと声が出ないですよね。

それと同じように、いわゆる「寝起き」の場合は声が出なかったりかすれたりすることが猫もあるんです。

一応目は覚めてはいるけれど、身体の機能としてはまだちゃんと再開できていない…というところでしょうか。

「猫の寝起き」だなんて、なんともかわいすぎますよね。猫が起きてしばらく経ってから声が出ているならまず問題はないということでしょう。

4.鳴きすぎてしまって喉が渇れているから

猫が何らかの原因で普段より多く鳴きすぎてしまうことがあるかもしれません。その原因は意外と身近にあるんですよ。

  • ペットホテルに預けられて鳴きすぎた
  • 発情期で鳴きすぎた
  • 夜やお留守番の時に、さみしくて鳴きすぎた

このように、猫が必要以上に鳴きすぎてしまう原因は意外にたくさんあります。

飼い主さんが不在の時には猫が鳴きすぎていることに気付いてあげられないでしょうから、症状があった場合には早く気付いてあげたいものですよね。

この場合は、しばらく様子を見ていれば落ち着いて声が出る場合が殆どでしょう。このときに、猫の心のケアもしてあげてくださいね。

特にペットホテルの場合、きちんと設備が整っている施設であったとしても猫にとってはどうしてもストレスになりやすく、鳴いてしまうことがあるんです。

しっかりと猫とのふれあいタイムを取ってリラックスさせてあげることも、回復への近道になるでしょう。

5.去勢や避妊手術をして一時的に声が出なくなっているから

去勢や避妊手術をすると、そのあとに声が出なくなることがあるようです。

手術のための麻酔の管を喉から通したりしますが、それが原因となって何日間か声が出なくなったりすることがあるんですね。

しかしこれは一時的なものですから、もしも術語の経過は落ち着いてきているのに声だけが全然出ない…という場合には病院で診察してもらったほうがいいでしょう。

6.何かの病気にかかっているから

上記の原因が思い当たらない場合には、もしかすると猫が何かの病気になっている可能性が考えられるかもしれません。

声が出ていないことで身体がSOSを出しているかもしれないのです。

猫の声が出ない場合に、考えられる病気

何かの病気が原因で猫の声が出ていない場合、考えられる病気はいくつかあります。

ウィルスによる風邪・猫伝染性鼻気管炎

これは、基本的に飛沫感染や母子感染で移る病気です。主な症状はこちらになります。

  • 鼻水
  • よだれ
  • 口内炎
  • 食欲がなくなる

このように、風邪の時のような症状が出るのが特徴と言えるでしょう。現在はウィルスを無くす薬などがまだないので、猫の免疫力を高めるための治療をしていくことになります。

さらにこの症状が別の病気を引き起こさないために、抗生物質や解熱剤、点滴などを投与することもあるようです。

喉の異常・喉頭炎

これは喉に症状が出る病気で、傷などによって起こったりします。有毒ガスを吸ってしまった時に起こることもある緊急性のものもあります。

主な症状はこちらです。

  • 呼吸困難
  • えづく
  • 咳が出る
  • 首のリンパが腫れる

この症状が出た時の治療としては、喉に詰まった異物を取り除いたり薬物を使用したりすることがあります。

有毒なガスを吸ってしまった時にこのような症状が出た場合には、生活環境をしっかりと整えて再度このような状態に陥ることがないようにしていく必要があるでしょう。

気管の異常・気管虚脱

気管にある軟骨が何らかの原因によって弱ってしまい、それによって気管が圧迫されて息がしづらくなってしまう病気です。

主な症状はこちらです。

  • ガーガーとガチョウに似たような声の息をしている
  • 声が出ずに咳が出ている

この症状は親猫から遺伝してしまうこともありますし、子猫の時に栄養が足りていなかったことも原因になっていると考えられています。

昔は治らない病気とされていましたが、現在は手術をすることで治すことができるようになりました。

猫の声が出ていないことに気づけるよう日頃から猫を観察しておこう

やはり猫が口を開けて鳴くそぶりをしているのに声が出ていない、というのは異常なことです。

そのような場面を飼い主さんが見つけたなら、すぐに何が原因になっているのかを考えるべきでしょう。

もしも上記のように病気の兆候が現れていると感じたなら、すぐに病院で診察してもらってください。

さらに猫によっては普段からあまり鳴かない、という子もいることでしょう。そんな場合でも、ご飯の時など1日に何回かは鳴くのではないでしょうか。

日頃から猫の声がちゃんと出ているか、いつも通りに元気にしているか…など猫の様子をチェックしておくことはとても大事なことです。

猫の小さな異常にもすぐに気づいてあげられるようにしておくと、病気があった場合でも早い段階で見つけられる可能性が高まるでしょう。

あなたの一言もどうぞ

ページトップへ