猫も筋肉痛になる?気になる体の構造と筋肉痛になりにくい秘密

激しい運動や無理な体の使い方をすると、筋肉痛や肉離れなどの痛い症状に陥ってしまう人間ですが、猫にも筋肉痛はあるのでしょうか?

人間よりもはるかに運動神経もよく、運動量も多い猫ですから、筋肉痛になりそうな気もしますが、愛猫を見ていても筋肉痛に悩まされている素振りはみせませんよね。

また筋肉痛にならないとしたら、その秘密とはどんなものでしょうか?今回はとっても素朴な疑問、猫の筋肉痛についてご紹介しましょう。

ズバリ猫も筋肉痛になる

結論から申し上げますと、猫も人間も筋肉がありますから筋肉痛にはなります。

それどころか、体力がありいつでも元気なイメージのある犬や、ずっと走り続けている馬などの動物も筋肉の使い方によっては人間と同じように筋肉痛になるというのですから驚きです。

ただし、人間と違って猫をはじめとした他の動物は筋肉の作りや、筋肉の使い方が違うため、ちょっと運動をしただけでは筋肉痛になりにくいと言われています。

そのため猫も筋肉の使い方や、その日の運動量によっては筋肉痛になることもありますが、体の構造や考え方が人間とは根本的に違いますので、滅多なことで筋肉痛にはならないということです。

だから、猫が筋肉痛で苦しんでいるところを見ることはほぼないのです。

ヒトも猫もいっしょ。筋肉痛の仕組みとは

それでは猫の筋肉痛になる原因についてご紹介していくまえに、まずは筋肉痛の仕組みについてご紹介しましょう。

筋肉痛は激しい運動や普段使わない筋肉を使うことで、筋肉に乳酸などの疲労物質がたまるのと同時に、筋肉の繊維が損傷するために痛みを伴うと言われています。

この筋肉が損傷した箇所を治そうとすることによって、体に筋肉がついていくという説があるため筋肉を付けたい方は、筋肉痛に耐えながら必死に筋トレをしているのです。

そんな筋肉痛は、筋肉がある以上おこりうる炎症です。つまり運動神経抜群な猫だって筋肉痛になるということです。

  • いつもと違う運動をした
  • 普段運動不足の猫が急に動いた
  • 運動量が一気に増えた
  • 同居猫と追いかけっこするようになった
  • 老化によって筋肉量が減った

このような要因によって猫でも筋肉痛に苦しめられる可能性は十分にあるのです。ただ、長年猫と暮らしている方でも、猫が筋肉痛になって動けなくなった!なんて話は耳にしたことも、見たこともないという方がほとんどなのではないでしょうか?

猫の体は筋肉で覆われているのに、なぜ激しい運動をしても筋肉痛にならないのでしょう。

猫が筋肉痛になりにくい理由

猫が筋肉痛になりにくい理由は、猫の性格と体の構造に大きく関係があります。いったい、猫の筋肉痛にはどんな秘密があるのでしょうか?

しなやかな筋肉

猫が筋肉痛になりにくい理由としてあげられるのが他の動物にはあまり見られないしなやかな筋肉です。

猫の筋肉はとてもしなやかで柔らかいという特徴があります。

獲物を追いかける持久力はありませんが、その持ち前の瞬発力で獲物を一気に捕らえるいわば狩りの名人です。そんなしなやかな筋肉を持つ猫は、筋肉を使うときも一瞬のため長時間体を酷使することも少ないのです。

長時間筋肉を使わない

猫は犬のように獲物を長時間追いかけて狩りをする動物ではないため、そこまで長時間筋肉を酷使することはありません。

また瞬発力には優れていますが、持続力はほとんどなく遊んでいるときでも、体力があまりないので筋肉痛になるまで遊ばないというのが筋肉痛にならない理由と考えられます。

筋肉痛になるもっとも大きな理由が、筋肉量に対して多すぎる運動による負荷です。猫は筋肉に対して負荷がかかるほど無理をしないということですね。

筋肉痛になって動けなくなるのを防ぐため

猫が筋肉痛にならない理由はもう一つあります。それが、筋肉痛になって動けなくなるのを防ごうとする本能が働いているためです。

野生の世界で生きていた時代、もし獲物を無理に追いかけて筋肉痛になってしまうと天敵に襲われた時や、何らかのトラブルが起きたときに素早く逃げられなくなります。

そのため、猫は獲物に対して深追いはせず筋肉痛になるまで体を酷使することはありませんし、いつでもトップスピードで動けるように体力を常に温存しています。

猫がいつも寝ているのは、このときの名残でいざというときに素早く動けるようにしているためです。

猫は野性の本能を色濃く残している動物ですから、たとえ天敵も危険もない安全な自宅で暮らしている猫でも、無理をしないように生活をしているのです。

猫が筋肉痛!?その症状、実は関節炎かもしれません

猫は滅多なことで筋肉痛にならないとはいっても、無理をしたりいつもと違った運動をすると筋肉痛になる可能性はあります。

そのためいつもは活発な愛猫がジッとしていたり、ジャンプをしなかったり、走ったり、立ったり座ったりすることをためらったりしている場合は何らかの理由で筋肉痛になっているのかもしれませんね。

ただ、その愛猫の変化はもしかしたら筋肉痛ではなく関節炎が原因かもしれませんよ?

関節は骨と骨の結合部分のことをいい、この関節を滑らかに動かすためのクッション材の役割を果たしている軟骨が何らかの理由で減少したり変形したりすることで、痛みを引き起こす病気のことです。

関節炎を発症すると、関節を動かすたびに痛みが生じるため手足の曲げ伸ばしが困難となるほか、走ったり飛んだり跳ねたりすることが難しくなります。

関節炎の主な原因は老化のため、もし愛猫がシニア猫だという方は筋肉痛ではなく関節炎を疑ってみてはいかがでしょうか?

ちなみに筋肉痛ならば、筋肉の炎症が治まれば通常通り動けるようになりますが関節炎は自力で症状が和らぐことはほとんどありませんので、あまりにも長い期間手足を痛そうにしているならば、獣医師に症状を相談してみましょう。

猫が筋肉痛にならないのは無理をしないから

猫はどれだけ楽しく運動をしていても、どれだけテンションが上がっていても、無理をしない子が多いようです。そのため、筋肉痛になるまで体を酷使するということがないというのが筋肉痛にならない理由のようです。

とはいっても、筋肉痛になっていないかどうか猫に直接聞けず、もしなっていたとしても猫は自分の体の不調をあまり他人に見せない動物です。そのため、筋肉痛になっていたとしてもやせ我慢をしている可能性もあります。

ただの筋肉痛ならいいのですが、関節炎だった場合は痛いのを我慢していても治ることはありませんので、早期治療が必要になってきます。もし、愛猫に何らかの違和感を覚えたら、念のため獣医師に相談をするようにしましょうね。

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