飼い猫のご近所トラブルは他人事ではない!トラブル例&解決策

猫好きが急増している昨今、猫を飼う方が多くなっている一方、猫にまつわるご近所トラブルも増えています。自分の飼い猫がご近所に迷惑をかけている場合もあるでしょうし、逆にご近所の飼い猫によって迷惑を被っている場合も。

大切な家族である猫が元でご近所トラブルに巻き込まれないためにはどうすれば良いのでしょうか?また、ご近所の飼い猫によるトラブル対策はあるのでしょうか?今回は猫を飼っている人も、飼っていない人も考えたい飼い猫のご近所トラブルについて考えてみましょう。

あなたの飼い猫は大丈夫?よくあるご近所トラブル4つ

飼い猫がご近所に迷惑をかけているという場合、ご近所の飼い猫に迷惑をかけられている場合と、猫にまつわるご近所トラブルはたくさんあります。まずは飼い猫にまつわるご近所トラブルをいくつかご紹介しましょう。

糞尿によるトラブル

ご近所トラブルの中でも特に大きなトラブルに発展しやすいのが糞尿によるトラブルです。放し飼いにされている飼い猫が近隣の庭で糞尿をするトラブルは家主が糞尿の臭いや処理に頭を悩ませることになります。

自分の飼い猫ではないのに、なぜ糞尿の処理をしないといけないのか?なぜ糞尿の臭いに毎日悩まされないといけないのか?という思いが大きくなり、いつの間にか冷静に話し合えない程の大きなトラブルに発展することもあります。

糞尿によるご近所トラブルを避ける方法としては、飼い主は飼い猫を外に出さない、または外に出すとしても自分の所有している土地や自宅の庭だけに留め、他人の家には入らせないようにしましょう。

車を傷つけるトラブル

お金がかかる被害としては飼い猫が車に上ることで引っ掻き傷ができてしまうトラブルがよく報告されています。

猫は高いところが好きなため、車の屋根にも平気で登りますし、他人の車を傷つけてはいけないという常識やマナーもわかりませんから、平気で爪を立てて暴れたり、踏み台にしたりします。

飼い猫が他人の車を傷つけてしまった場合、損害賠償を求められる裁判に発展する可能性もあります。逆に、近所の飼い猫に愛車を傷つけられても被害を証明できなければ修理代を請求できない可能性もあります。

どちらにしても、飼い猫を外に出すのはご近所トラブルの原因となります。猫を飼っている方は、近隣住民に迷惑をかけないためにも、放し飼いについて考え直すようにしましょう。

餌やりによる異臭問題

飼い猫とまではいかなくても、野良猫に庭先で餌やりをしている方や、公共の場で餌やりをしている人は餌の後始末をしっかりと行うようにしましょう。

餌をあげているだけだから、他人に迷惑はかけていないと思っているかもしれませんが、猫の餌の食べ残しを長時間放置すると悪臭が漂い、ハエなどの虫が集る原因となります。そうなると、例え自宅の庭先で餌を与えているとしても、密接している住宅地なら近隣住民に迷惑がかかってしまいます。

また、自分の家ではなく公共の場所や駐車場、さらには公園などで餌やりをするのは、食べ残しによる悪臭だけではなく、その場所に猫が住み着いてしまうことで糞尿被害が出てしまうことも。

餌やりをする場合は、自宅の庭で行う場合でも猫の数が多ければ近隣住民に相談をするだけではなく、後始末をしっかりと行うことが近所トラブルを防ぐ方法です。

鳴き声の苦情

完全室内飼いをしている場合でも、飼い猫をめぐるトラブルは発生します。特に注意をして頂きたいのが、鳴き声による近所トラブルです。猫はあまり鳴かない動物ではありますが、避妊去勢をしていない猫の場合、発情期になると近所中に響くような大声で一晩中鳴きます。

特にマンションのような集合住宅だと、建物中に響くような大きな鳴き声を上げるため近所からクレームが入ることも。鳴き声はほとんどあげないとしても、猫が夜中に走り回ることで階下に音が響いてしまう騒音トラブルが起こる場合もあります。

完全室内飼いをしているから、飼い猫が原因で近所トラブルに発展することはない!と、思っていると思いがけないトラブルに巻き込まれます。

ぜひ、猫を室内で飼っている方は、いま一度近所に迷惑をかけていないか、普段の生活を振り返ってみましょう。近所トラブルになりそうなことをしてはいませんか?

飼い猫のご近所トラブルを防ぐ方法

飼い猫が原因となるご近所トラブルは後を絶たず、過去には殺人事件にまで発展したケースもあります。たかが飼い猫、されど飼い猫。飼い主にとっては可愛い家族ではあっても、人によっては迷惑を被る害獣としか見れなくなる場合もあります。

飼い猫に幸せな生活を送らせてあげるためにも、ご近所トラブルを防ぐために飼い主としてできることをご紹介しましょう。

完全室内飼いを徹底する

飼い猫による近所トラブルの多くは、飼い猫を放し飼いにすることで発生しています。「猫だから自由に外に行き来させてあげないとかわいそう」「今まで外猫として飼っていたから、今さら完全室内飼いをするのは抵抗がある」など、難しいと感じる場合もあるでしょう。

しかし、猫を外に出すと野良猫との接触により感染症を患う可能性もありますし、事故に巻き込まれる可能性もあります。猫は元々、限られた自分のテリトリーの中だけで生活をしますので、家の中が自分の縄張りだと理解をしてくれれば外に出なくても済むようになります。

すでに、外を自由に行き来していた猫の場合は、しばらくは外にでたがるでしょうが近所トラブルを防ぐためにも、飼い猫の健康と安全を守るためにも、完全室内飼いを検討してみましょう。

近隣住民に挨拶をする

飼い猫が原因となる近所トラブルは、飼い猫が原因となってはいるものの大きなトラブルに発展する理由には、普段から近隣住民と良好な関係が築けていないのも影響しているようです。

すれ違っても挨拶をしない、マナーを守らない、横暴な態度をとっているなど、普段から近隣住民に良い印象を持たれていないと、ちょっとしたきっかけで大きなトラブルに発展してしまいます。

飼い猫を完全室内飼いをしているとしても鳴き声や走ったりジャンプをしたりする物音が、近隣住民に迷惑をかけている可能性もあります。近所付き合いに力を入れる必要はありませんが、せめてすれ違った時には笑顔で挨拶をし、地域のマナーだけはしっかりと守るようにしましょう。

また、世間話をする機会があるのであれば「猫を飼っているので迷惑をかけることがあるかもしれません」と一言でも伝えておくようにしましょう。

ルールは守る

猫を飼っている人の中にはペット不可のマンションに住んでいる方もいらっしゃるかもしれませんが、猫を飼育するのであれば決められた最低限のマナーやルールだけは守るようにしましょう。

ペット不可のマンションで猫を飼わないのはもちろん、糞尿などを外でさせないようにするなど、マナーや常識は守るように心がけましょう。また、庭先で猫に餌をあげていたり、処理をした糞尿を庭やベランダに放置をすると臭いや虫などが集り近所からクレームがくる可能性もあります。

当たり前のことではありますが、ルールや常識を守り、猫好きも猫嫌いも快適に暮らせる地域を目指しましょう。

野良猫の餌やりは行政を通す

飼い猫とまではいかなくても、近所の野良猫に餌をあげている方は、近所トラブルに発展する前に野良猫達を地域猫にするために行動をしましょう。地域猫とは、飼い主がいないものの、地域住民に認知と合意を得た上で共同で管理をする活動のことです。

地域猫活動によって、野良猫達が地域猫と認められれば、餌やりをめぐってのご近所トラブルを防げるだけではなく、一人で管理をしていた人でもその地域に済む猫好きのボランティアと協力をしてお世話ができます。

地域猫にするためには、餌場の清掃、糞尿の処理、生活圏への侵入を防止する対策、不妊手術の実行、近隣住民の理解など、乗り越えるべきハードルはたくさんありますが、何の許可もなく野良猫のお世話をすると近所トラブルの原因となりますので、ぜひ地域猫活動について検討をしましょう。

近所の飼い猫を巡るトラブルに困ったら?

自分は猫を飼っていないのに、近所の飼い猫による被害に頭を悩ませている方も多いでしょう。しかし、近所付き合いがあるからこそ、トラブルの解決策について頭を悩ませている方も多いでしょう。

近所の飼い猫に迷惑をしている時、どのような対策を取り、どのような解決策を実行すれば良いのでしょうか?

猫よけ対策などをしてみる

どこの飼い猫かわからなかったり、そこまで大きな被害を受けていないのであれば、まずは自分の家の敷地に入らないように猫よけ対策を行ってはいかがでしょうか?現在では、手軽に安価で実行できる猫よけが多く存在しています。

飼い猫のためにも、近隣住民のためにも、ご近所トラブルを起こさないためにも、まずは穏便に試せる猫よけ対策を試してはいかがでしょうか。

町内会や管理会社、または大家に相談をする

どこの飼い猫かわかっているとしても、今後の付き合いを考えるのであれば直接苦情を言いに行くのは少々勇気がいりますよね。苦情を言いたいけれど、飼い主が怖い人だったらどうしよう、ほかの近所の住人に悪口を吹き込まれたらどうしようと、心配になる気持ちはとてもよくわかります。

そんな時は、町内会や管理会社や大家さんに相談をしてみましょう。近所の飼い猫被害に悩んでいるのはあなただけではないかもしれませんし、ほかの住民からもクレームが寄せられているかもしれません。

同じようなクレームがいくつも寄せられているならば回覧板を回してくれたり、飼い主に直接注意をしてくれるかも。

猫の被害に怒りを感じたまま、クレームを本人に言ってしまうと無用なトラブルに発展する可能性がありますので、まずは管理会社や町内会に相談をすることから始めましょう。

行政に相談をする

町内会や管理会社が対応をしてくれない、対応はしてくれたけれど一向に問題が解決をしないという場合は、市役所や保健所、さらには警察など行政の機関に相談をしてはいかがでしょうか。

地域にもよりますが、あまりにもひどい飼育をしている場合には保健所から指導をしてもらえる場合もありますし、動物愛護法に触れているのであれば警察が動いてくれる可能性もあります。

もちろん、地域や場合によってはなかなか動いてくれないパターンもあるでしょうが、何も動かなければ飼い猫による被害が解決することはありません。どうしても解決の目処が立たない場合は行政機関に相談をしてみましょう。

裁判に持ち込む

幾度となく車を傷つけられた、花壇を荒らされた、家を傷つけられたなど、実被害が出ているようならば修理代金を請求するなどの民事訴訟、つまり裁判を起こすのも一つの方法です。

その飼い猫によって被害を受けたという証拠になるビデオや写真などが入手できれば、弁護士を通して飼い主に対して民事訴訟を起こせますので、あまりにもひどい場合は裁判を検討してはいかがでしょうか。

飼い猫の近所トラブルを回避して気持ちよく生活を送ろう

猫ブームによって、自宅で猫を飼っている人が増えた一方で、猫にまつわるトラブルや問題も増えているのが現状です。特に飼い猫をめぐる近所トラブルは、時には傷害事件に発展する場合も。

せっかく猫を飼うならば、飼い猫が原因で起こる近所トラブルをなるべく防止して、猫を飼っている人も飼っていない人も快適に過ごせる環境を目指してはいかがでしょうか。

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