猫が緊張しているときの10の仕草&緊張をほぐすためにできること

猫は警戒心が強い生き物です。一見、いつもどおりの様子をしていても、実は緊張していたり、不安に思って周囲を警戒していたりすることもあるかもしれません。

猫が緊張や不安を抱えている時に手を出すことは、猫のストレスにも繋がります。飼い主さんとしては、猫が緊張していることを見抜けるようにしておきたいですよね。

実は、猫の緊張のサインは猫の様子で簡単に見分けることができます。猫の緊張している時の仕草や、猫の緊張を解くちょっとしたコツをご紹介します。

一目瞭然!猫が緊張する時の仕草

もし、猫が以下のような仕草をしていたら、緊張しているサインと思ってよいでしょう。また、猫が感情表現によく使う、耳や尻尾に注意を払うと、よりわかりやすいため、一緒に観察するのもおすすめです。

硬直する

緊張すると猫は体を硬直させ、周囲をじっくりと伺います。猫にとって緊張とは、何か警戒するものがある証拠です。不用意に動いて敵に自分のことを悟られるなど、危険があってはいけません。

満足するまで周囲を探り、もし危険がないとわかれば、すぐに硬直を解いて動き出すでしょう。

尻尾を膨らませる

何かに驚いたり、身の危険を感じた時など、猫は尻尾をぶわりと膨らませます。短毛種の猫であっても、長毛種の猫かたぬきの尻尾のように太く膨らむため、非常にわかりやすい仕草です。

尻尾を膨らませていたら、猫が落ち着くまでそっとしておいてあげましょう。

尻尾の先だけを動かす

猫の尻尾は、猫の感情を豊かに表現する部位です。緊張や不安など、マイナスの気持ちでいる場合、猫は尻尾の先だけを振ることがあります。犬の場合はしっぽを振るのは喜びの仕草ですが、猫の場合は逆であることが多いので注意しましょう。

目を見開いて見つめる

目を丸くして対象を注視するのも、緊張の仕草である場合があります。猫は視力は人間の10分の1ほどしかありませんが、動体視力に関しては人間よりはるかに優れています。

なにか異変があったらすぐにわかるようにじっと目をこらしているのでしょう。この時、耳を立てていたり、ヒゲをピクピクさせたり、硬直したりしてできるだけ周囲の異変を感じやすい体勢を整えているはずです。

耳を後ろに倒す

耳をぺたんと後ろに倒している時は、猫が不安や緊張、恐怖など、マイナスの気持ちになっています。状況によっては、下手に手を出すと攻撃されることもあるので気をつけましょう。

猫が緊張している原因を探り、飼い主さんが不安を取り除いてあげるとよいでしょう。

耳をピンと立てる

緊張している時は周囲の様子を探るため、猫は両耳をピンと立てることがあります。じっと動かず時折耳をぴくぴくと動かしながら、その場から動かずじっとしている時は、猫の好きにさせてあげるとよいでしょう。

猫が納得するまで探らせてあげることが重要です。

毛繕いをする

意外なことに、毛繕いも緊張を示す仕草です。猫にとって毛繕いにはリラックスの意味もあります。緊張や不安を抱えている時、猫は毛繕いをすることで、不安や緊張を紛らわせ、気を落ち着かせようとしているのです。

例えば飼い主さんに怒られた後、少し離れたところで毛繕いを始めるのは、飼い主さんに怒られて沈んだ気分を切り換えようとしているのでしょう。

すぐにでも逃げ出せる体勢になる

緊張している時は身の危険を感じている時でもありますから、猫はすぐにでも逃げ出せるよう、体勢を整えます。四つ足で立ち、じっとその場で周囲を伺い、逃げ出す隙を伺うのです。

ちなみに、猫飼いの間で有名な「香箱座り」は、逆に猫がリラックスしている時の姿勢として知られています。

香箱座りは前足を体の下にしまって、お腹を床につける姿勢です。前足をしまう=すぐには立てないため、逃げ出さなくてもいいシチュエーションでしかやらないのです。

体を縮める

家に来たばかりの子猫など、緊張と不安でいっぱいの時、猫は体を小さく縮めて、尻尾を体に沿わせるようにします。

よく動物が威嚇する際に、体の毛を膨らませるなどして体を大きく見せる行為がありますが、この「体を縮める」のはそれと真逆のパターンです。

「自分はこのとおり小さく弱い生き物なので、攻撃しないで」とか「近づかないで」というサインですね。こんな時は猫が落ち着くまで、猫から離れてそっとしておくに限ります。

唸る

動物病院に行った時など、唸る猫も多いのではないでしょうか。唸るのは怒っているサインでもありますが、同時に緊張や不安の現れでもあります。

それこそ動物病院のようなやむを得ないケースもありますが、基本的に猫が唸るのはよほどの時です。飼い主さんはできるだけ猫の緊張の原因を取り除いてあげるようにしてください。

意外な方法も?猫の緊張を解くコツ

来客など、実際には猫に危険がないにも関わらず、猫が緊張しているのを見ると、どうにかして緊張を解いてあげたいと思ってしまいますよね。そんな時、飼い主さんはどうしたらよいのでしょうか。

猫の緊張を解くために、飼い主さんが手軽にできるのは、以下の3つです。

猫を刺激せず、猫の好きにさせてあげる

猫が緊張してしまうのは、緊張する原因となっているものに対して情報がないのが原因の1つです。

例えば、新しく猫を迎えたり、来客があったり、部屋の模様替えをしたりした場合、猫は対象が危険なのかそうでないのか、猫自身が調べ上げないと納得することができません。

猫は、主に匂いをかいだり、音を聞いたりすることで対象の情報を集めます。まずは、猫が納得するまで対象を探らせてあげるとよいでしょう。

緊張している状態の猫は神経が高ぶっているので、下手に飼い主さんが撫でるなど手を出すと怪我してしまうこともあります。飼い主さんは猫自身が求めない限りは、そっと傍で見守るだけにするのがよいでしょう。

猫自身のにおいのついたものを傍においてあげる

部屋の模様替えをしたり、引っ越しをしたり、あるいは動物病院に連れて行ったり預けたりした時など、新しい環境に置かれた時も猫はやはり緊張します。

こんな時は、匂いを探らせてあげるだけでなく、猫がよく使っている毛布など、猫自身のにおいのついたものを傍に置いてあげるとよいでしょう。

自分の匂いがするということは、そこは猫にとって自分のテリトリーです。自分のものだと思えるものが傍にあることで、猫は少しでも緊張を解くことができます。

飼い主さんが傍にいてあげる

動物病院など、特に猫が緊張や不安を感じやすい場所では、信頼している飼い主さんの存在も猫にとっては安心材料になります。

よく、不安のあまり飼い主さんの脇などに頭を突っ込んで、隠れてしまうという猫がいますよね。甘えん坊の猫に多い特徴でもあります。

もし猫からすり寄るなど、飼い主さんを頼るようなアクションがあった場合は、できるだけ傍にいて、声をかけたり撫でてあげたりすると、猫は安心することができるでしょう。

猫が緊張する時の仕草は特徴的。適切な対処をしよう

自分が知らないものなど、何か警戒するべきものに出くわした時、猫は緊張します。猫の緊張のサインは、猫の耳や尻尾、あるいは行動にわかりやすく現れるので、飼い主さんはよく観察しておくようにしましょう。

また、猫が緊張している時は、ひとまず猫が納得し、警戒を解くまで好きにさせてあげるのがおすすめです。

その上で、状況に応じて猫のにおいのついたものなど、安心できるものを周りに増やしてあげることで、猫は緊張から解放されるでしょう。

猫の緊張状態が続くことは、ストレスにも繋がり健康にもあまりよくありません。猫の気持ちを考えつつ、上手にケアしてあげましょう。

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