毛が抜けにくい猫の種類5つ。ブラッシングや抜け毛掃除のコツ

猫が大好きだけど猫アレルギーがあるから飼えない、猫を飼うと毛の掃除が大変だと聞くから飼うのは躊躇する、そんなお悩みを持つ猫好きさんに朗報です。

世の中には100種類近くの猫種が存在し様々な特徴を持っているのですが、その中には毛が抜けにくい猫種というのも存在します。

猫アレルギーの原因である毛が抜けにくい、もしくは抜けない猫なら飼えるかもしれませんし掃除だって楽になりますよね?今回はそんな毛が抜けにくい猫と猫の毛と対策についてご紹介します。

毛が抜けにくい猫5選

毛が抜けにくい猫は多数存在していますが、その中でも人気の高い猫種5種をご紹介します。抜け毛が少ない猫をお探しなら是非参考にしてください。

シャム(サイアミーズ)

猫アレルギーの人でも飼える猫として有名なシャム(サイアミーズ)。タイの至宝と呼ばれるシャムはその美しさから世界で最も美しい猫とも言われています。

始めは警戒心が強いですが慣れると人懐っこい性格になることから初心者でも飼いやすい猫と言われています。

顔や耳、手足に出るポイントや美しいサファイアブルーの瞳がとても印象的なおすすめの猫種です。

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アビシニアン

抜け毛はありますが定期的なブラッシングを行うことでとても少ない抜け毛で済むアビシニアン。ティックド・タビーの縞パターンに包まれた猫で、その筋肉質の美しい体とアーモンド形の大きな目が特徴です。

古代エジプトの壁画にもアビシニアンに似た猫が描かれており、とても古くから存在していた猫だと考えられています。高貴な容姿とは裏腹に好奇心が強く活発な性格をしています。

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コーニッシュ・レックス

天然パーマのようなクルクルの被毛を持つコーニッシュ・レックスも実は抜け毛の少ない猫です。最大の特徴はなんといってもそのクルクルのくせ毛のような被毛。突然変異でこのような被毛になったそうですが、パーマでもあてたような見た目です。

運動神経がとてもよく犬の犬種である運動能力の高いグレイハウンドから、「猫界のグレイハウンド」という異名を持っています。

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シンガプーラ

とても小さい猫として有名なシンガプーラも実は抜け毛の少ない猫です。「猫界の小さな妖精」と言われその小さな見た目や、いたずら好きの性格、愛情深い一面などからとても人気が高い猫です。

ちなみにシンガプーラの体重は2Kg~3Kgしかなく通常の猫よりもかなり小さいことがわかります。しかし小さいわりに運動は得意で遊ぶのが大好きな猫種です。

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デボンレックス

年間を通してかなり抜け毛の少ない猫として認知されているデボンレックス。巻き毛のような特徴的な被毛と見た目からプードルのような猫とも表現されます。

とても甘えん坊で一緒に遊べるところもまるで犬みたいですね。クルクルの毛は肌触りがよく、スエードを触のような感覚がします。

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猫アレルギーと猫の毛の関係は?

猫と接触することにより、くしゃみ、鼻水、咳などの症状が出る猫アレルギー。これらの症状を引き起こすアレルゲンが猫の毛です。

猫の毛はとても小さくて軽いので鼻の中に吸い込んでしまったり、目に入ったりすることで症状が現れると言われています。

猫の毛だけがアレルギーの原因ではない

だからといって猫の毛に一切触れなければアレルギーが出ないのかといわれるとそんなはずは無く、人によっては猫がいた場所に行くだけでアレルギー症状が出る人もいます。

猫アレルギーの度合いはその人によって様々なので、毛が抜けにくい猫種を飼えば猫アレルギーが軽減されるくらいに思ったほうが正しいかもしれませんね。

猫アレルギーの人が行うべき対策

猫アレルギーを発症しないようにする一番の方法は猫に近づかないことです。猫好きの方にはとてもひどい話ですが、猫アレルギーはひどくなると喘息、呼吸障害、意識障害、皮膚の酷い炎症を引き起こします。

毛が抜けにくい猫とはいっても、猫であることには変わりありません。あまりにもひどい症状が出る場合は残念ですが猫を飼うのはあきらめたほうがいいです。

抜け毛が少ない猫でもお手入れは必須

抜け毛が少ない猫だと言っても被毛が生えている限り毛の生え変わりはあります。もし猫アレルギーならば特にまめなブラッシングや掃除をすることで快適に過ごすことが出来るはずです。

ここからは猫の毛の掃除の仕方、ブラッシングのコツなどをご紹介します。

ブラッシング

ブラッシングは猫種によって頻度は様々ですが抜け毛の少ない猫ちゃんなら週に1回~2回程は行ったほうがいいでしょう。ブラッシングのやり方は猫用(ペット用)のコームを毛流れに沿って梳かしてあげます。

決して力を入れて行ってはいけません。力を入れずに優しく撫でる様に行ってあげましょう。

猫ちゃんの中にはブラッシングを嫌がる子もいると思いますが、そこは嫌われない程度に根気よく行ってください。猫がグルーミングをしてあげているようなイメージです。

我が家の愛猫も実はブラッシングが嫌いだったのですが、こちらのブラシを使ったところ比較的嫌がられもせず、毛もよく取れるので気に入って愛用しています。もし、猫用ブラシをお探しの方は是非検討してみて下さい。

アイリスオーヤマペット用ブラシ商品イメージ

(出典:アイリスオーヤマ ペット用ブラシ フーリーイージー 猫用 ピンク)

だいたい4000円しないくらいで販売されています。加工されていて取れた毛が本体にくっつくこともなく、ペットの毛質や毛の長さに合わせてブラッシングできますよ。

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掃除

猫の毛を掃除するのって大変ですよね。我が家も毎日掃除をしているのですが後から後から湧いてくる毛といつも格闘しています。

猫の毛を掃除するときに注意したいのが、掃除機は最後にかけることです。猫の毛は空中に舞いやすく少しの風で舞い上がってしまい掃除機をかけたと思ったら舞い上がった毛が床に落ちてきてまた一からやり直し。なんていう悪循環が生まれます。

そんな悪循環を生まないために試してほしい掃除法が、空中に霧吹きをしてから掃除をするというものです。これは空中に舞い上がっている猫の毛に水分を与えることで下に落として掃除をすることができる方法なのです。

また掃除をするときも掃除機ではなく、フロアワイパーのウェットシートで毛をふき取ってから掃除機をかけてください。これで猫の毛を効率よく掃除することができます。皆様も是非一度試してみて下さい。

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空気清浄器を使う

猫の毛が気になる人はさらに空気清浄機を使うといいでしょう。最近の空気清浄機はとても性能がよく様々な用途に特化した空気清浄機が販売されています。

商品の中に、ペットを飼っている家庭におすすめの空気清浄機が販売されていますので電気屋さんで店員さんに相談してみましょう。

毛は気になるけどやっぱり猫が好き

猫を飼っている人にとって猫の毛は切っても切れないものです。さすがに愛猫の毛を刈ってしまうわけにはいきませんのでどうしようもありません。しかし抜け毛の少ない猫種、掃除や日頃のお手入れで抜け毛はある程度対策をすることができます。

猫の毛がネックで猫を飼うことに二の足を踏んでいる方は、今回ご紹介した抜け毛の少ない猫種を家族に迎えることを検討してみてはいかがでしょうか?

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