猫のかさぶたに早く気づくことが大事!考えられるかさぶたの原因8つ

猫をブラッシングしていたら、背中などに固いものが当たる。「あれ?なんだかひっかかる…。え?かさぶた?」なんてことがあるかもしれません。

「こんなところ、怪我なんてするのかなぁ」と思うかもしれませんが、猫のかさぶたというのは怪我だけが原因で起こるものではないんですよ。

では、猫の皮膚にかさぶたができるのは一体どんな理由があるのでしょうか。

猫の皮膚にかさぶたができるのには原因があります

猫の皮膚にできているかさぶたは、猫とスキンシップをとっている飼い主さんが気づくことが多いです。

その他にも猫がやたらと背中など同じところを気にしていたり、掻いたりしているようならその部分に何かの異常が起きていると考えられるんですよ。

そんな時には猫を抱っこして、かさぶた部分の毛をかき分けてしっかりと観察してみましょう。

かさぶたは背中だけではなく、耳やお腹、顔などにもできるんです。

本来ならかさぶたというのは、皮膚にできた怪我を治すために身体から出した体液などが固まって出来上がった皮のことを指しているんる。

普通の怪我なら、しばらく放っておけばかさぶたは無くなるでしょう。でも、そのかさぶたが次のような状態になっているなら…それは怪我ではなく他の原因が考えられるんですよ。

  • 治らないどころかかさぶたが増えている
  • 猫がとても痒がっている、何度も掻いてしまう
  • かさぶたから状態が悪化してしまった

もしもこのような症状が見られているなら、怪我以外の可能性を考えてみる必要があるでしょう。

1.アレルギー性皮膚炎

猫の皮膚が、なんらかのアレルギー反応を起こして炎症を引き起こしてしまう症状です。

  • 食べ物
  • ノミ
  • 薬剤
  • ハウスダスト
  • プラスチックや金属類
  • カーペット

このように、猫の皮膚炎の原因はかなりたくさんあるんです。その中でも一番多いとされているのが、ノミアレルギーです。ノミに噛まれることによって皮膚が炎症を起こすんですね。

ノミが原因になっている場合には、毛をかき分けるとすぐに発見することができるでしょう。よく爪でつぶす飼い主さんを見かけますが、これはさらに被害を拡大してしまうことになるのでやらないでくださいね。

ノミ以外のアレルギーに関しては原因を特定しづらい病気でもあるので、症状がこれ以上悪化しないためにも早めに病院で調べてもらうことをオススメします。

2.日光性皮膚炎

猫が日光を浴びすぎることによって皮膚炎になってしまう病気もあるんです。猫は日向ぼっこが大好きですから、ちょっと可哀想ですけどね。

やはり日光に当たるにしても、長時間当たりすぎるのは良くないということなんでしょう。特に毛が白い猫や、比較的薄めの色素の毛を持つ猫が発症しやすいと言われているんですよ。

初期症状は皮膚に赤い斑点が出ることから始まり、重症化するとかさぶたになります。

病院で日光性皮膚炎だと診断されたからといって、全く日光浴をさせないのでは猫にとってストレスになってしまいます。

いつも日向ぼっこをしている窓に紫外線カットができるフィルターを貼るなど、紫外線対策をしてあげましょう。

3.扁平上皮癌

これは猫の皮膚癌の一つなのですが、上記の日光性皮膚炎が悪化して扁平上皮癌になってしまうこともあるんです。

猫の皮膚に潰瘍やかさぶたができて、大きさも広がってきます。さらに猫がそれを掻いてしまうことで、その部分が出血→壊死してしまうこともある恐ろしい病気です。

このような症状に気づいたら早く病院に行きましょう。かさぶたの箇所を手術で切り取ったり、放射線による治療をする場合もあります。

4.ヒゼンダニによる疥癬

猫の身体にヒゼンダニ(ネコショウセンコウヒゼンダニ)が寄生すると、背中に強いかゆみが出てしまいます。このダニはとても小さいので顕微鏡でしか見えず、肉眼では確認することができません。

この症状は寄生されてすぐに出るわけではなく、1~2ヶ月経過してから出ると考えられているんです。

これはどうしてかというと、ヒゼンダニのメスが猫の皮膚の内側にある角質層に穴を掘って寄生するからなんですね。

このように猫の皮膚を破壊したり、そこで産卵や排泄をすることで強いアレルギー反応を引き起こしてし、炎症反応が起こるので激しいかゆみが猫を襲うのです。

ヒゼンダニを持っている猫から感染するので、外に出る猫は危険性が高いですね。さらに、飼い主さんにも移ってしまうものでもあるので、特に注意が必要だと言えるでしょう。

5.腫瘍ができている

身体の中に腫瘍ができている場合は、猫の背中やお腹、さらに脇などにかさぶたができることがあります。

ただし、初期症状が目に見えて現れる頃には症状が進行していたりします。身体の中にある内臓などに腫瘍ができてしまっている場合、なかなか外に症状が出にくいということがあるのです。

かさぶたになる前には、猫が身体の一部を執拗に舐めていたりするかもしれません。やはりいつもと違う行動に気づいた場合には、早めに診察をしてもらいましょう。

6.引っかき傷などが原因で皮膚炎になる

猫の皮膚にできた引っかき傷などがそのまま治る前に細菌感染してしまい、赤く腫れてしまったり水ぶくれになったりすることがあります。

重度になってくると猫自身が発熱をしてしまったりすることもあるんですね。この場合早めに病院に行って、塗り薬などを処方してもらってください。

そしてそのまま普通に治れば特に問題はないので、猫が掻いたりできないようにだけ対策をしてあげましょう。

アニマルネッカーを付けてあげると効果的ですが、痛がる猫もいるんですよね。その場合には他の代用品などを使ってみるのもいいかもしれません。

とにかく飼い主さんが見ていないうちに、猫が自分で掻いてしまうことを避けましょう。

7.ツメダニに寄生されている

猫に寄生する、0.3から0.5ミリくらいの大きさのツメダニというものがいます。注意したいのは、猫の爪に寄生するのではなくツメダニ自体が鋭い爪を持っているということなんですね。

ツメダニは鋭い爪を最大限に使って、猫の皮膚に寄生しようとするんです(寄生する場所は背中や頭部、お腹、尻尾の付け根など)。

一歳未満の若い猫が寄生されやすい傾向にあり、寄生されてしまうとかさぶたの他に大量のフケが出てしまったり、毛が抜けたりする症状が表れます。

寄生された猫はそこまで痒みはないのですが、これが人に感染してしまうと強い痒みが出てしまうんですよ。

ツメダニの身体はとても小さいので目視では確認することが難しいのですが、猫の皮膚をよく見てみると、まるでフケが動いているように見えることがあります。

そのような症状を発見した場合には、急いで病院に連れていきましょう。

8.真菌が引き起こす皮膚病(皮膚糸状菌症)になっている

真菌に感染することによって引き起こされる真菌症は、猫カビや白癬とも呼ばれていて治りにくい皮膚病です。

かさぶたに加えて、皮膚に赤みや発疹が出たりするのが特徴です。見た目には痒そうに見えるのですが、猫からするとそこまで痒みはない…というのが救いでしょうか。

この真菌症は比較的誰にでも感染しやすいもので、水虫のようにどこにでも常駐している菌だと言えるんですね。

真菌に感染しても発症しない猫もいますし、特に成猫の場合にはかなり抵抗力が弱っていたり、病気で免疫力が落ちている時などに発症しやすくなります。

ただ、発症してしまってからは一気に患部が広がってしまうので、とにかく早めに病院に行く必要があるでしょう。

猫のかさぶたについて、飼い主さんが気をつけられること

もしもなかなか治らない猫のかさぶたに気づいた場合には、早めに病院で診察をしてもらってください。

猫が動物病院に行く理由の中で一番多いものが「皮膚病」だと言われるほど、猫の皮膚トラブルは多いんですよ。

猫の異常に早く気づいてあげることが大前提ですが、飼い主さんが自分でかさぶたを取ってしまったりしないようにしてください。そこから細菌が入ってしまって悪化することもあるからです。

さらに、人間が使っている皮膚の塗り薬などを使うのも絶対にやめてください。薬というのは細かく用途が分かれていますから、間違った薬を使ってしまうと大変です。

さらに薬を使うことで本当の病気が何であるか診断することが難しくなることがあります。

猫のかさぶたの症状に関して、決して勝手に判断したりせずに動物病院でしっかり診断してもらうようにしましょう。

さらに猫のかさぶたができないように予防する方法として、家の中をなるべくキレイに保ってあげることが挙げられます。

もちろん猫のかさぶたができる原因は一つではありませんし、それで必ず予防できるわけではありませんが、猫の生活スペースを清潔に保つことは全てにおいて良いことだと言えるからです。

猫のかさぶたは、とにかく早期発見が大事です

猫のかさぶたは、猫の体質によってできることもありますし、重大な病気のサインであることも実際にあります。

とにかく大切なのは、猫の異変に飼い主さんがなるべく早く気づいてあげることです。異常なかさぶたがあると気づいたなら、早めに病院に行くなどの対策をしてあげてください。

その他にも日頃からかさぶたが出来ないような生活環境を整えてあげることで、猫が病気に感染するリスクを下げてあげるようにしましょう。

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