猫の寿命が30年になる!?その理由と今からでもできる長生きのコツ

猫の平均寿命は16年ほどとヒトよりも短くなっています。しかし、この16年という数字も数年前から比べればあきらかに長くなっています。その証拠に、猫でも20歳を超えても元気だという長寿猫も世界だけではなく日本でも増えてきています。

そんな中、ついに「猫の寿命が30年になるかもしれない」というニュースが話題となりました。今の平均寿命よりも2倍近く延びた、この数字に驚いた方も多いのではないでしょうか?いったい猫の寿命が30年になるという根拠は一体何なのでしょう?

本日は遠くない未来に現実となるかもしれない、猫の寿命が30年になることについてご紹介しましょう。

猫の寿命が30年になるかもしれない、腎臓病治療

猫の寿命が30年になるという、愛猫家にとっては夢のような話ですが、この話にはちゃんとした根拠があります。そのためにはまず、猫の死亡原因について説明しないといけません。

猫の死亡原因1位、腎不全

猫の死亡原因の半数近くが腎不全だったという統計結果があるのをご存知でしょうか?腎不全とは、何らかの原因で腎機能が低下してしまう病気です。腎不全になると完治は難しく、現在では対症療法しかありません。

この腎不全には急性腎不全と慢性腎不全があり、急性腎不全の場合は数時間~数週間以内に死亡する可能性が高く、慢性腎不全でも数年以内に死に至る可能性が高いと言われています。

この恐ろしい病気は、どれだけ予防をしていても発症する可能性があり、末期まで症状もわかりにくいため、気付いたときには手の施しようがない状態に陥っていることもめずらしくはありません。

腎不全の恐ろしいところは、発症してから死に至るまでが早いだけではなく対症療法しかないため、動物病院に駆け込んでも命を落とす可能性が高いというところです。

腎臓病に効果的な薬の開発

不治の病として恐れられている腎不全ですが、実は最近になって腎臓病の治療や改善に効果を発揮するタンパク質の働きが発見されました。この発見をしたのが東京大学の宮崎教授の研究チームと成城こばやし動物病院の小林先生です。

この二人が共同して発見した、腎臓病に効果的なタンパク質の働きを利用した薬が現在開発されています。この薬が開発されれば、腎臓病によって命を落とす猫ちゃんを助け、結果的に寿命を延ばせると考えられています。

つまり、猫の寿命が30年になるというのは、腎臓病で命を落としている猫ちゃんの命が救えるため寿命が30年になるということなのです。

この薬は数年後までには開発される予定です。もし実際に開発されれば愛猫家にとってはこの上ない朗報となりますね。

腎臓病予防にも効果が期待できる

開発中の薬は腎臓病を患った猫ちゃんだけではなく、腎臓病予防のために投与することもできるというのです。

腎臓病を発症しやすい年齢よりも少し若い5~6歳頃から予防注射のように年に1回ほど投与すれば、腎臓病を予防できるというのですから驚きです。

死亡原因1位である腎臓病が不治の病でなくなれば、本当の寿命まで人生を全うできる猫ちゃんが増えるのは間違いありません。猫は10歳前後になると腎臓機能が低下するため、獣医師の中では、自然な老化現象と考えられているようです。

しかし、この薬が開発されればそのような考えもなくなるかもしれませんね。猫の寿命は30年で当たり前だと言える世の中が少しでも早く訪れてほしいですね。

猫の寿命が30年になる理由はキャットフードにもあるかも

猫の寿命が30年になる理由は他にもあります。それは、日々進歩する動物医学と猫の体に適した食事の変化です。

猫の寿命はこの十年程で飛躍的に延び、ひと昔前までは10年程だった寿命が今や20年近くまでになっています。この短期間で飛躍的に猫の寿命が延びた理由は、動物医学の進歩により治療できる病気や延命できる技術が発展したことでしょう。

さらに、感染症のリスクや事故の危険を考えて室外に出すのをやめて完全室内飼いにしている飼い主様が増えたのも病気による死亡原因を減らす結果につながっています。

そしてもっとも大きいのは、キャットフードの品質が飛躍的に向上したことが挙げられます。

ひと昔前は、猫の体に害のある食べ物を大量に与えたり、栄養バランスの考えない餌を与えていましたが、現在は栄養バランスの考えられた良質なキャットフードを与えているヒトが増えました。

この猫のために作られたキャットフードを与えるという行為こそが、猫の寿命を延ばすことに大きく関係しているのです。現在のキャットフードは品質も良く、猫の健康状態や病気に合わせて作られた商品もたくさん販売されています。

飼い主様がわざわざ栄養バランスを考えて、餌を与えなくてもキャットフードを与えれば良くなったというのも、猫の健康管理がしやすくなった理由です。生物にとって食べ物はとても重要な物です。

キャットフードもできる限り良質なものを与えたほうが、健康を維持しやすいといわれていますので愛猫のことを考えるならば、体にあった良質なキャットフードを与えて寿命を少しでも延ばしてあげることを考えてみてはいかがでしょうか。

わが家の猫も!今からでもはじめたい寿命を30年にするコツ

猫の寿命が30年になる理由についてご説明しましたが、実は世界には30年以上生きた猫の情報が多数報告されているのをご存知でしょうか?

現在世界で最も長生きした猫としてギネスに登録をされている猫の年齢はなんと38歳!

つまり、猫の平均年齢よりも倍以上生きたことになります。日本でも過去には36歳まで生きた猫の記録が残っていますし、30年は生きていなくても現在の日本の最高齢猫は26歳と、30歳まで目前に迫っています。

このように、現在でも30歳近くまで生きている猫ちゃんは意外に多く存在しています。そんな長寿猫ちゃん達の仲間入りをするために出来るコツはあるのでしょうか?

ストレスのない生活

猫はストレスに弱い動物として有名です。飼い主様にかまってもらえないストレス、運動不足によるストレス、生活環境によるストレス、不快な思いをさせられることへのストレスなど、ストレスの要因となる事情は様々です。

そんなストレスのたまりやすい生活を送っていては、体調を崩してしまい健康を害してしまいます。

愛猫に30年近くまで長生きしてほしいと思うならば、まずはストレスのない快適な住環境を用意してあげましょう。

人間の食べ物を与えない

猫の健康を脅かすものとして、人間の食べ物を頻繁に口にするということがあげられます。人間の食べ物は、人間の口に合うように糖分や塩分のほかにも保存料や着色料が大量に含まれています。

それらの成分が猫にとっては有害となり、様々な病気の原因となる場合もあります。

さらに気を付けたいのが、中毒症状を引き起こす可能性のある食べ物を誤って食べてしまう事故です。

人間の料理によく使われるネギ類や、お菓子に使われるチョコレートなどのカカオ類も猫に中毒を引き起こす物質となっています。意外な食べ物が猫にとっては中毒の原因となりますので、猫に食べ物を与えるときは細心の注意を払いましょう。

また、人間の食べ物は与えずにできるだけ猫専用のご飯を与えるようにしましょう。

健康チェック

猫の寿命を30年にしてあげようと思うならば、日ごろからの健康チェックは欠かせません。

体重管理はもちろん、食事はしっかり食べているか、いつもと変わった様子はないか、熱はないか、尿や便に異常はないかなど、ちょっとしたチェックだけで愛猫の健康は守られます。

目視だけではなく、普段から愛猫の体に触れて少しでも異常があれば気付けるようにしておくのも長生きをさせるコツです。

ぜひ愛猫の健康を守るためにも、普段からしっかりとチェックをするようにしましょう。

愛猫の寿命を30年にするために日ごろから健康管理をしよう

長寿猫と呼ばれる猫達は、命を落とすような病気をしなかった強い猫ということもできますが、普段から健康に気を付けていた飼い主様のおかげで長生きをしているともいえます。

猫の寿命が当たり前のように30年になるのはもう少し先でしょうが、少しでも愛猫に長生きしてもらうためにも普段からストレスのない健康的な生活を送らせてあげましょう。

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