猫から人にうつる病気8つ。感染しないための具体的な対策

猫が大好きな人や、家族同然で仲良く愛猫と暮らしている人には、日頃から生活の中で気を付けておくべきことがあります。

それは、猫から人にうつる病気があることを知っておく必要があるということです。

普段人間が風邪を引いたりしていても猫にうつることはありませんが、猫から人にうつる病気はあるのです。

愛猫がかわいいからと特に何の対策もしていないと、いきなり大きな病気になってしまうことがあるかもしれません。

キスやヨシヨシがまさか…愛猫との生活の中の落とし穴

猫が好きすぎる人は(私もそうなので、猫好きさんの気持ちはよく分かっているつもりです)、猫との接触をとにかくよくするものですよね。

人畜共通感染症10252

どこまでもかわいすぎる愛猫を前にすると、つい触ってしまいます。そのまま、気分の盛り上がり(飼い主の)にまかせてお顔スリスリもしたくなってしまうんです。

この欲求を我慢できる人は、かなり少ないのではないのかと思うんですけどね。

でも猫とキスをしたり、猫をヨシヨシしまくったりしてふれあいをした後にそのまま手を洗わなかった……そんなことがあるかもしれません。

その状態が日常茶飯事になってしまっていると、それはちょっと危ないかもしれませんよ。

猫から人にうつる病気は意外ある!注意したい病気8つ

猫から人にうつる病気というのが実際にあります。これは〈ペット感染症〉や〈人畜共通感染症〉〈ズーノーシス〉などと呼ばれています。

これは犬や猫、鳥などから人間に感染してしまう病気なのです。ペットから感染してしまうだなんて、おだやかではありませんね。

トキソプラズマ症

猫が生肉やねずみなどを食べることで感染してしまう病気です。

人間は、猫の排泄物から感染します。人間が感染すると風邪に似た症状が出たり、発熱、筋肉痛、リンパの腫れなども引き起こします。

ただし猫の便からすぐに感染するわけではなく、排便した時から24時間以上経過することが感染の条件になります。

ですから、1日に1度トイレを綺麗にしておけば基本的に大丈夫だと言えます。

この病気は猫からうつることもありますが、実際にはちゃんも焼けていない豚肉や汚染された土壌からの感染がほとんどです。

室内猫の場合は生肉やねずみを食べる機会はないので、それほど心配しなくていいです。

人間に感染してもそこまで酷い害はありませんが、妊婦さんが感染してしまうとお腹の胎児にまで影響が出てしまうことがあるので、細心の注意が必要です。

パスツレラ症

これは細菌感染で、猫には症状が出ません。飼い主が猫とキスをしたり、猫に噛まれたりすることでの接触による感染をします。

人間の症状としては、48時間以内に感染した場所が赤く腫れてしまったり、発熱や痛みも現れたりするようになります。

呼吸器の疾患や糖尿病がある人の場合、重症化してしまうこともあります。

皮膚糸状菌症

猫の肌と人間の肌が直接触れるこで、感染してしまう病気です。

名前にもある通り、皮膚糸状菌という病原体に感染することで感染します。猫の場合は皮膚のかゆみや紅斑という症状が出たりします。

人間が感染すると、太ももやお腹、二の腕などの柔らかい部分に円形型の紅斑が現れてかゆみが出てきます。

Q熱

これは、リケッチアという病原体による病気です。猫の症状としては軽い発熱がありますが、やはり分かりづらいです。

猫の排泄物から感染します。人間に感染すると、下痢や発熱、さらに関節痛なども引き起こしてしまいます。

カイセン

ヒゼンダニが原因であるこの病気。猫の身体に出る症状としては、毛が抜けてしまったり発疹が出たり、かさぶたやかゆみも出たりします。

人間が接触することで感染します。人間に出る症状は、腕や手、お腹部分などに赤斑が出ます。

猫ひっかき病

この病原体の正体は細菌です。猫の症状には変化はありません。人間が猫に咬まれたり、引っ掻かれて傷ができることで感染します。

他にも、感染した猫の血を吸ったノミに刺されてしまうことでも感染します。

人間が感染すると、猫にやられた傷の箇所が虫さされのように赤黒く変化します。さらにリンパ腺が腫れることで痛みを伴うようになります。

重症になってしまうと入院しないといけなくなったりもしますが、軽度の場合は自然治癒することが多いです。

回虫(犬や猫からうつる)

寄生虫が病原体の怖い病気です。回虫は、寄生虫の中でもよく知られた種類です。

この病気になっている猫は、下痢や腹痛の症状が見られます(成猫の場合は症状が出ないこともあります)。

猫の排泄物から感染しますが、人間にうつると腹痛や発熱、さらに悪化すると肝臓や網膜部分に障害をきたす恐れもあります。

真菌症

これは、真菌が病原体の病気です。この菌を持っている猫は身体にかさぶたがあったり、円形脱毛症になっていたりします。

猫の患部をさわることでうつるのですが、人間が感染すると皮膚病へと発展します。ぜにたむしの症状もあります。

猫からの感染をさける為に飼い主ができること

毎日の生活の中で、飼い主が気を付けておくことで猫の病気が人にうつることを最小限に抑えることができます。

爪はいつも短くしておこう

猫の爪はとても鋭いので、ちょっと引っ掻く動作をしただけでひっかき傷になってしまいます(うちの娘はいつも猫にちょっかいを出すので、傷はいつものことですが……気を付けないといけませんね)。

2週間に1度はチェックするようにしましょう。そこで伸びていたらカットするのですが、基本的にカットするのは前足だけで大丈夫です。

無理矢理カットしたりはせず、抱っこしていてまったりしている時など、猫が落ち着いた状態の時を選びましょう。

人畜共通感染症10253

爪を切る時の長さにも注意しましょう。爪の根元部分はピンクっぽい色合いになっていますよね。

その部分には血管が通っているので、そこまでは絶対に切らないようにしてください。

猫の爪は、2ミリから5ミリくらいを目安にして先っちょの尖っている部分だけを落とす、というイメージでカットしましょう。

ここで短くしすぎて猫に痛い思いをさせてしまうと、トラウマになってしまって次回からの爪切りをさせてくれないかもしれません。

飼い主さんへの信頼も下がってしまうという悲しいことにもなりかねないので、爪切りの長さには毎回しっかりと気を付けてください。

前足カットの段階で嫌がらないようならそのまま後ろ足もカットしたらいいですが、後ろ足はそこまで害がないので絶対にカットしないといけない!ということはありません。

もちろん猫によって個体差があるので、後ろ足キックをよくしてくる猫ちゃんなら日頃から後ろ足も短くしておいたほうがいいでしょう。

うちの猫達はやっぱり後ろ足カットは嫌いなんですよね。カットしようとすると暴れたりして危ないので、旦那がいる時にだけお願いするようにしています。

猫にすみつく寄生虫やダニ、ノミなどを駆除する

もしも、猫のお尻から白くて小さな虫が出ていたら……(これは正直鳥肌モノです。私も子どもの頃に見たことがあります)すぐに動物病院に連れていってあげてください。

そして先生から処方された虫下しのお薬を飲ませましょう。

この虫下しの薬は錠剤で飲ませづらいですが、猫の口の横部分を押さえると勝手に口が開きます。そこにスッと薬を投げ込む……といった具合ですね。

なかなか上手くあげられない、という場合は薬を砕いてからペースト状の餌にまぜるか入れ込むか、などしたらいいでしょう。

駆除が終わってきれいな身体になったらそれだけで安心してはいけません。

引き続き虫などを予防してくれる薬を猫に投与することで、人間への感染をも防ぐことができます。

猫のトイレは常にきれいにする

猫のトイレはいつも綺麗な状態を保てるようにしておきましょう。1日1回掃除をするのが最低限のラインです。

猫の排泄物から病気に感染してしまうケースが多いので特に気を付けましょう。

子どもがいる人で注意してほしいのが、公園にある砂場です。ここでは野良猫がトイレをしていることが結構あります。

「ん?なにこれ~?」と子どもがつかんで見せてきたものがウンチだった……なんて冷や汗な経験をしたことがあるんじゃないでしょうか(何を隠そう、うちもありましたよ)

人畜共通感染症10254

野良猫というのは、結構砂場をトイレにしていることが多いです。

しかも1度気に入った場所には何度もしますからね……1つ見つけたらまだまだある、と思ったほうがいいです。

家で飼われている猫よりも外猫の方が持っている菌も強いです。ですから、子どもが砂場で遊んだあとには必ず入念な手洗いを徹底しましょう。

遊んだあとの子どもの服には砂場の砂がまみれているので、まず玄関先で全部服を脱ぐのもオススメです。

砂場でなくても、外から帰ったら手洗い!

とにかくこれを習慣付けるようにしてくださいね(うちでは帰ったらまず1番最初に手洗い!がルート化しています。一連の流れとして組み込んでしまうとやりやすいですよ)。

キスをしたくても我慢です

かわいい猫を見つめていると、ついキスをしたくなっちゃいますよね。

人畜共通感染症10255

でもそこはグッとこらえて我慢です。

なんとかヨシヨシ程度にとどめておいてください(私も頑張ります)。過剰なスキンシップもほどほどにしましょう。

愛猫を触ったあとには手を洗うことを忘れないでいてくださいね。

さらに、自分のお箸を使って猫に食べ物をあげないことも大事です。

これをしてしまうと、口移しをしているのと同じことになってしまいますからね。お刺身とかあげたくなってしまうのは分かりますが、人間のお箸は使わないようにしましょう。

怪我をしている時は、その場所を触らないようにする

猫が怪我をしてしまってかさぶた状態になっている時も、その部分には触らないようにしましょう。

お世話などで触ってしまうことはもちろんありますが、触ったあとには必ず石鹸で綺麗にすることを忘れないでください。

私自身もう10年以上前になりますが、腕にいくつも赤斑が出たことがあります。やはりその時に飼っていた猫もフケが出ていたりして、身体の健康状態は良くなかったですね。

1度人間に感染してしまうと、それを完治させるのは長い期間かかりますし治療も大変です。

やはり、日頃から手洗いは特に徹底して行っていきたいところですね。

愛猫からの感染をさけるために、日頃からしっかり気を付けよう

猫から人にうつる感染症というのは実際にあるので、飼い主さんは日頃からしっかりと予防をするようにしましょう。

部屋はいつも綺麗な状態を保てるように頑張ることと、感染に負けない身体を作ることも大事ですね。それは結果的に自分自身の健康にも繋がっていきます。

猫の感染症の多くについて言えることは、猫が感染している時には大した症状は現れないのに、人間が猫から感染した場合にはかなりの症状が出ること。

猫に症状がほとんど見られないものが多いので、人間が警戒しづらいですよね。

猫に症状が出ない限り人間には病気を判別することはできませんから、普段から飼い主として予防しておく必要があるのです。

基本的に猫を外に自由に出られるようにしている場合は、頑張って飼い主が感染予防していてもかなり厳しいものになってしまいます。

なるべく猫は完全な室内飼いにした方が、猫にとっての安全・健康にもつながります。

猫のケアをしっかりして接触の仕方にも普段から気を付けておくことで、楽しい猫との生活を送っていけますように。

みんなのコメント

あなたの一言もどうぞ

ページトップへ