三重県で保護猫の譲渡を受けられる施設。条件とお迎えまでの流れ

これから猫との暮らしを始めようと考えているなら、ペットショップで命をお金で買うのではなく施設から保護猫を救う選択肢をしてもらいたいです。

保護猫たちは、みんなそれぞれ違う理由ではありますが行き場を無くして困っていた猫たちです。

命を危険にさらされていた猫たちが、本当に幸せになるための居場所~新たな飼い主さんを待っているのです。

三重県で保護猫の譲渡を受けられる施設をご紹介していくので、ぜひ会いに行ってみてくださいね。

津市:三重県動物愛護推進センター(あすまいる)

「あすまいる」とは、アニマルとスマイルを意味している造語で、動物も人も笑顔が広がっていくように…という思いから名付けられているんですよ。

平成29年の5月より、三重県においての保護猫の譲渡活動は三重県動物愛護推進センターが担うことになっています。

保健所に犬猫が迷子や遺棄によって収容された場合、健康であり人間と共生していけそうな動物である場合にはこちらのセンターに連れてこられます。

そこでさらに健康診断やノミのチェック、ワクチンやマイクロチップの挿入などが行われた上で新しい飼い主さんが来てくれるのを待ちます。

猫を譲渡してもらう際に支払う手数料は、上記の医療費の一部を負担する形になるので、一律3500円と決まっています。

譲渡してもらうまでの流れ

保護猫を譲渡してもらうためには、まずセンター(保健所でもOKです)に譲渡の申し込みをしてください。

この時に「誓約書」と「譲渡申込書」を提出して、審査が下りれば申込者の名簿に載せてもらえます。

ここで希望の猫を伝え(ホームページで保護猫の情報を閲覧することができます)、後日対面してください。

それから「譲渡前説明(所要時間は30分ほど)」を受けて、譲渡手数料を支払えば正式に譲渡を受けることができます。

その後、「譲渡後調査」を郵送・またはセンターの職員さんの訪問にて提出することになるので注意してください。

施設情報

  • 住所…〒514-1254三重県津市森町2438-2
  • 電話番号…059-253-1238
  • ファックス…059-253-1525
  • メールアドレス…asmile@pref.mie.jp
  • 営業時間…9時半から16時半まで(来館するのに予約は必要ありません)
  • 駐車場…あります
  • 出張サービスなどはありません。まずセンターに譲渡の申し込みをして、「誓約書」と「譲渡申込書」を提出します。審査に通ることができれば申込者名簿に載ることができます。そこから希望の猫との対面をすることになります
  • 三重県動物愛護推進センター あすまいるのホームページ

津市:W・N・P(ワンニャンプロジェクト)

津市で活動しているワンニャンプロジェクトでは、保健所などで殺処分されてしまう寸前でレスキューして保護をしている犬猫がたくさん暮らしています。

犬猫の命を少しでも多く救うために、新しい飼い主さん探しに加えて飼い主の啓発活動なども同時に行っています。

ワンニャンプロジェクトでは毎日の譲渡活動に加えて、毎月定期的に(土曜,日曜のどちらか)犬猫の譲渡会が開催されています。場所や時間はその都度違うので、ホームページで確認してくださいね。

この他にも犬猫の一時預りさんや、里親になった人が近況や気持ちを書いているページがあります。どれも見ているだけで、ほっこり幸せな気持ちになれますよ。

譲渡してもらうまでの流れ

保護猫との面会やトライアル(お試し)を希望している場合には、ワンニャンプロジェクト代表の中川さんに電話連絡してください(保護猫たちの情報は「猫・里親募集」のページでチェックできます)。

猫をトライアルする場合には、スタッフさんが自宅まで連れてきてくれることになっているので、実際にかかった交通費の負担をしてください。

そして、正式な譲渡を決める時にはこれまでにかかった医療費の一部を負担する形になることも覚えておきましょう。

施設情報

  • 住所…〒515-2603三重県津市白山町川口3863
  • 電話番号…090-3425-7881
  • メールアドレス…公開されていません
  • 駐車場…譲渡会場にはあります
  • ホームページ内にある「猫・里親募集」に保護猫の情報が掲載されています。出張サービスがあり、自宅まで猫を届けてくれます(交通費は負担してください)
  • ワンニャンプロジェクトのホームページ

津市:保護猫カフェ285(ニャゴ)

2018年7月にオープンした保護猫カフェ285(ニャゴ)は、猫と人がどちらも幸せになれる場所を目指しています。

285にいる猫たちは、野良猫や捨てられてしまって家がない状態です。

これらの猫の里親になってもらうように、家で実際に猫と過ごしている雰囲気が体感できるような造りになっているんですよ。

285を利用するためにはルールが定められているので、しっかり守りましょう。

  • 入店する前には必ず靴下を着用・手洗いと消毒をすること(靴下を忘れた場合には200円で購入できます)
  • 15歳までのお子さんは保護者同伴で入店できます
  • 5歳未満のお子さんは入店できません
  • 猫に飲食物を与えない、嫌がる行為をしない・写真撮影の時にフラッシュをたかない
  • 混雑時の利用は1時間までになることもあります

譲渡してもらうまでの流れ

猫スタッフのページで、285にいる保護猫の情報を閲覧することができます。

285で保護猫を譲渡してもらうには、まず285に来店してスタッフさんに相談してください。

しっかりスタッフさんと面談をしたうえで(だれでも譲渡してもらえるわけではありません)、譲渡できると判断された場合には1週間のトライアル(お試し)として自宅に連れて帰って一緒に生活ができます。

この期間に問題がなければ、正式な譲渡となります。ここで譲渡費用として一匹につき30000円を支払いましょう(二匹目の場合は22000円になります)。

施設情報

  • 住所…〒514-0002三重県津市島崎町285番地 285ビルヂング 2F
  • 電話番号…050-3577-0285
  • メールアドレス
  • 営業時間…12時から20時まで
  • 定休日…月曜と木曜
  • 猫カフェの料金…1時間1000円・延長は30分ごとに500円・猫とのんびりコースは3500円(全てワンドリンク制・5歳未満のお子さんは入店できません・高校生までは200円割引)
  • 駐車場…あります(表に3台・裏に6台)
  • 事前予約などは必要ありません。285に直接来店して譲渡してほしいとスタッフさんに相談しましょう
  • 保護猫カフェ285のホームページ

三重郡:保護猫かふぇ「またたび庵」

2016年7月にオープンした三重郡にある保護猫かふぇ「またたび庵」では、自然の中にある古民家をリノベーションした木のぬくもりが感じられる店内が広がっています。

キャットタワーやキャットウォークなども木で作られているので、それを見るのも楽しいです。

特にキャットウォークは透明になっているので、下から猫たちのかわいい肉球が拝めますよ。

またたび庵ではT(トラップ…捕獲)N(ニューター…不妊手術)R(リターン…元いた場所に返す)活動と共に譲渡活動を行っています。

こちらのかふぇでは飲み物はフリードリンクなので、自販機で自分で入れる仕様になっています。

譲渡してもらうまでの流れ

里親希望の場合は、スタッフさんに相談してください。またたび庵の2階では待機している猫もいますが、里親希望の人には二階に上がって面会することができます。

この時にしっかりと話し合いをした上で里親アンケートに記入をしていきます。れまでにかかった医療費を支払う形になっています。

施設情報

  • 住所…三重県三重郡菰野町菰野8475-75
  • 電話番号…059-392-2828
  • メールアドレス…公開されていません
  • 営業時間…11時から17時半まで
  • 定休日…火曜と水曜
  • 猫カフェの料金…30分600円・1時間1000円(小中学生や65歳以上のシニアは30分400円・60分800円・幼稚園以下は無料)全てフリードリンクが付いています
  • 駐車場…あります
  • 出張サービスなどはありません。予約などは必要ないので、直接お店に行って猫とふれあってからスタッフさんに里親希望であることを伝えてください
  • 保護猫かふぇまたたび庵のブログ

保護猫に会いに行ってみよう

三重県には、保護猫に会える施設がたくさんあることが分かりました。施設で活動している人たちはビジネスではなく、日々保護猫たちと真摯に向き合っています。

猫が暮らしやすくなるように工夫されていたりするので、その風景の中でまったりとくつろぐ猫たちを見ているだけでも心が癒されることでしょう。

いきなり里親にならなくても、特に保護猫カフェの場合は、ただ遊びに行くことが保護猫の譲渡活動への支援になるのです。

まずは気軽に会いに行くことで、猫を助ける活動に賛同してみるのはいかがですか。

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