放し飼いをしている猫を飼う飼い主さんにとって、迷子になってしまわないのか不安に思うことはないでしょうか。
街中でも、何ヶ月も前から張り出されている迷い猫のチラシをみかけ、胸を痛めることがあります。
行方不明になってしまう可能性をきわめて低くすることができるのが、ペット用のGPSです。以前は、ペット用のGPSというと犬のものが多かったようですが、今では猫用のものもいくつか発売されているようです。
ここでは、最新の商品やGPSに搭載されている機能も紹介していきます。
数字で分かる迷い猫の実態
迷子になった猫が、行方不明のままになってしまう確率は、なんと88.2%となります。約8割の猫が、見つからないままになってしまうんですね。
日本では、保健所が確認した数として、1日平均して208匹、年間ですと約7600匹の迷子猫が報告されているということです。
こういった統計からも、行方不明になってしまった場合、みつかりにくいことが分かります。そのため、その確率がある猫には、猫用GPSをつけることをオススメします。
猫用GPSには、2種類の電波方式があります
猫用GPSの仕組みとして、現在は2種類があるので、比較していきたいと思います。
種類 | 特徴 |
---|---|
オリジナル電波方式 | 発信機から発信された電波を受信します。受信機と発信機がセットで売られています。 |
携帯電話の電波方式 | 発信機から携帯と同じ電波を発信し、インターネットを介して、受信した映像を確認していきます。 |
オリジナル電波方式は、
- 月額的な利用料がない
- 電池があまり長持ちしない
携帯電話の電波方式は
- 携帯の通信料がかかる
- 対応している携帯会社をきちんと確認しておく
- ペットが携帯の電波が届くところならば、みつけられる
- 電池がオリジナル電波方式に比べるともつ
こういった違いや特徴があるようです。商品によっても、性能が変わってきますので、よく確認してから決めたほうがいいですね。
最新技術を持つ多機能なGPSが発売されています
猫ブームが訪れ、猫を飼う人が大幅に増えました。5年前までは、犬の方が猫より200万匹以上飼う数が多かったにも関わらず、現在は、猫の方が逆転して上回っています。
ペット用GPSも犬のものが多かったようですが、今では、猫用のGPSも海外から日本専用のものが出ており、amazonや楽天などで、購入できるようになっています。
そのGPSの性能がすごくて、私自身もかなり驚きました。中でも優れた2種類の製品を紹介していきます。
アメリカやヨーロッパでは、新常識の猫用GPSであるLorc8tor
猫用GPSのオリジナル電波方式である、「Lorc8tor/ロケーター」という商品。イギリス発の猫発見器となっており、最新の特徴が5つあります。
- 猫の首輪に直径3cmの子機をつけるだけで、半径122mの範囲で探索できます。
- 軽量で小型です。そして、形が丸型なので、障害物にひっかかりにくいです。直径3cm×重さ7g×厚さ0.7cmとなっています。
- 親機1台で、4匹まで登録可能のマルチファンクッション設計となっています。多頭飼いでも安心ですね。
※商品には、子機は2台付きとなっていますので、もし、追加したい場合は、別途追加タグの申し込みが必要となります。
- 光と音で探すデュアルセンシング機能付き。LEDの光で猫のおおまかな位置を親機が探知し、物陰にいても猫についている子機が音を鳴らして知らせてくれます。LEDの光で、猫のいる方向も探知してくれます。
- ISO規格の工場で製造しています。日本だけでなくアメリカやヨーロッパの世界水準で、納得の物づくりを実現しているようです。
特徴をみても、最新技術を色々と搭載していて、確実に迷い猫がみつかるような仕組みとなっています。
形状からも、猫のことをよく考えて作られたものなのだなと感じ、ヨーロッパやアメリカの新常識となっていることも納得です。
携帯電波方式である最新猫用GPSのixaer
ペット用GPS追跡首輪であるixaer。海外発の商品ですが、日本専用の商品が発売されています。
こちらも様々な最新の機能が搭載されていますので、紹介していきます。
- ペット追跡機は、日本で使用できる3G型。NTT docomoとSoftbankの2社の通信会社に対応しています。スマートフォンと連結し、リアルタイムで追跡してくれます。そして、GPS最後の測位情報を表示してくれます。また、更新することで、新しい情報を受け取ることもできます。
- IP66防水、防塵、耐衝撃となっていて、トップレベルの保護機能を持っています。大雨の中でも、日常使いできます。
- 長時間のスタンバイで電池長持ちです。
- 先進的な精確なWIFI測位技術を搭載しています。室内でGPS信号が悪くなることなく、室内でも室外でも利用することができます。
- 2つの安全スペースを設置でき、対応のWIFIアドレスを読み込むことができます。ペットが家から出かけるときには、この安全スペースを通るとアラーム情報が届きます。
- スマートローリングLEDライト付きで、暗いところでも見つかるようになっています。
これぞ、最新!といった感じで、かなり、近代的な作りとなっていますね。すごいの一言で、こんなにも精確に位置を感知できるのだなとびっくりしています。
これからの時代、AIが発達し、もっとすごい製品が出るのではないのかと技術の進歩に胸が膨らみます。
体験談から探るGPSの必要性
ペットが行方不明になってしまい、GPSのおかげで、見つけることのできた方の体験談を拝見させていただきました。
2、3日帰ってこなかった飼い猫がGPSで見つかったり、もともと怖がりな飼い猫が屋根の上から降りれなくなっていて、GPSが発見してくれたりなどと書いてあり、視覚的に気づけない場所にいることも多いのだなと思いました。
また、GPSを購入するときの気持ちとして、「お守り」、「保険」のためという人が多かったです。確かに、使わないにこしたことはないのですが、もしも、行方不明になってしまったときのことを考えるとひとつの手段となりそうですね。
価格帯も5000円~1万円程度のものが主流のようなので、高すぎるという印象ではなかったです。
放し飼いであればGPSが強い味方になります
私も、1匹の猫(名前は、みぃちゃんです)を飼っていますが、完全室内飼いです。ただ、室内でも見つからないことがあります。
以前、洗濯物を干している間、ベランダに出ていたことに気づかずに仕事に行ってしまったことがありました。帰宅した私は、いつも「おかえりにゃー」と出迎えてくれるはずのみぃちゃんが来てくれず、家中探し回りました。
すると、ベランダからすごく悲しそうな瞳をしたみぃちゃんが・・・「ごめんよぉ、さびしかったね」と急いで、家の中に入れてあげましたが、ものすごく焦りました。
他にも、かくれんぼしているかのように、わざと出てこないときもあり、ひやひやすることもしばしばです。
室内でもなかなかみつからないこともありますが、放し飼いであれば、なおさらですね。そういったことも踏まえて、改めてGPSの必要性を実感しました。
大事に育てた愛猫を守ってあげましょう
すごくすごく可愛がって育てているであろう愛猫は、日々癒しをくれ、大切な家族そのものとなります。その猫の安全を守ってあげられるのも飼い主です。
猫は、帰巣本能が備わっているといわれていますが、思わぬハプニングが起こり、おうちや普段生活している場所に戻ってこれなくなることもあります。そのときに、助けてくれるひとつの方法として、GPSがあるのだなと今回そう思いました。
最悪のパターンを想定し、家族の一員でもある大好きな愛猫が、安心して安全に暮らせる方法を模索していってください。