猫がゴロゴロしない理由6つ。隠された嬉しい&ショック!な理由とは

甘えるときに出してくれるゴロゴロというあの独特の音はヒトに対して癒し効果があるとして、近年注目をあびていましたが、猫によってはゴロゴロしない子も存在しています。

猫はリラックスをしているときはゴロゴロすると聞いていたのにしないってことは、まさか本当は安心してくつろいでくれていないの?そもそも信頼されていないの?愛情が伝わっていないの?

なんて不安に思っている方たちのために、今回は猫がゴロゴロしない理由をご紹介しましょう!

猫がゴロゴロしない6つの理由

「うちの愛猫は顔を撫でてあげるとすぐゴロゴロ言ってくれるの」「私の愛猫は家に帰ったとたんにゴロゴロ言ってくれる!」

そんな話を聞いて、ゴロゴロしない自分の愛猫はどこか病気なのだろうか?もしかして自分は嫌われているのではないだろうか?なんて不安になっていませんか?

しかし、猫がゴロゴロする、ゴロゴロしないというのは個体差が大きく関係しています。まずは、猫がゴロゴロしない理由について考えてみましょう。

警戒心が強い

ゴロゴロしない猫の性格としてまずあげられるのが、警戒心が強いという特徴があげられます。

特に野良猫や、野良猫生活が長かった猫はヒトに限らず他者に対して完全に信頼をすることがない、または他者を信用することを知らない場合もありますので、なかなかゴロゴロ言ってくれない場合が多いようです。

しかし、そんな警戒心の強い猫ちゃんでも長く生活を共にしていたり、根気よく愛情を注いであげると徐々に信頼感を持ってくれて、フトした瞬間にゴロゴロしてくれる場合もあります。

ちょっと警戒心が強くて、接しにくいと感じたとしても、その猫のペースで焦らずゆっくりと慣らしてあげるようにしてくださいね。

自立心が強い

猫がゴロゴロする理由をご存知ですか?喉を鳴らすのは子猫が母猫に対して甘えているからです。つまり、愛猫が飼い主様に対してゴロゴロと音を鳴らすのは母猫だと思って甘えているのです。

そんなゴロゴロと喉を鳴らす猫と違い、ゴロゴロしない猫は親離れがきちんとできている自立心のある猫だといえます。実際に野生で生きる猫は、物心がついたころにきっちりと親離れができているため子猫のような甘え方をしません。

しかし、幼いころからヒトに飼われている猫の場合、親離れが上手にできていないことが多いようです。そのため精神的に幼い猫が多く飼い主様に対してゴロゴロと甘えるようです。

ただ飼い猫の中でも自立心が元々強い大人っぽい猫ならばゴロゴロしないのです。

ゴロゴロ以外で愛情表現をしている

猫の中でもゴロゴロしないだけで、ちゃんと飼い主様に甘えたり愛情を表現していたりすることもあります。

たとえば飼い主様の目を見ながらゆっくりまばたきをする、帰宅するとすぐに飼い主様にスリスリして自分のニオイをつける、寝るときは必ず近くにいるなど、その猫によって甘え方はさまざまです。

そのため多くの猫がするゴロゴロをしないからといって、愛猫が全く甘えていないと思わないようにしてあげましょう。普段何気なくしている愛猫の行動は、もしかしたら飼い主様に対しての精一杯の愛情表現かもしれませんよ?

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去勢、避妊をした

猫のゴロゴロは通常子猫時代に行う甘え行動です。そのため以前はゴロゴロと喉を鳴らしていたのに、避妊手術を行ったらゴロゴロしなくなった!という猫も多く存在しているようです。

特に、もともとゴロゴロ言わない猫だった場合、避妊去勢手術をきっかけに全くしなくなる確率が高いという話もあります。

手術をきっかけに自立心が芽生えたのか?何か大人になるターニングポイントとなったのか?たまたま大人になったタイミングと手術のタイミングがあっただけなのか?

その理由はわかりませんが、避妊去勢手術が一つのきっかけとなることも多いとのことです。

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撫でるのが下手

ちょっと考えたら悲しくなりますが、撫でるのが下手でゴロゴロしないということも考えられます。

猫がゴロゴロするときはリラックスしているときや、撫でられて気持ちいいと感じているときが多いのです。つまり、撫でられてもあまり気持ちいいと思わなければゴロゴロしないということです。

もし愛猫がゴロゴロしないというときは、撫で方を変えてみたり、撫でるポイントを変えてみたりしましょう。

猫が気持ちいいと感じるポイントは個体によって違います。あまりゴロゴロしないときは、撫でるポイントや撫でる力加減を変えるだけでツボに入るかもしれませんので、ぜひいろいろな撫で方を試してみましょう。

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小さな声でゴロゴロしている

愛猫がゴロゴロしないと悩んでいる方、本当に猫ちゃんはゴロゴロしていないのでしょうか?

もし、ゴロゴロしないけど撫でられると気持ちよさそうに目を細めたり、ごろんと寝たりする場合は、飼い主様が気付かないくらいの小さな声でゴロゴロ言っているかもしれませんよ。

ゴロゴロという音は猫によってボリュームが違い、少し離れたところにいてもゴロゴロという音が聞こえる子もいれば、お腹に耳をピッタリとくっつけないと聞こえない場合もあります。

ゴロゴロしそうな顔をしているのに、ゴロゴロしないというときはそっと愛猫のお腹や喉元に耳を近づけてみてください。本当に小さな音でゴロゴロしているかもしれませんよ?

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猫がゴロゴロしないときに考えられる病気

いつもは盛大にゴロゴロと喉を鳴らして甘えてくる愛猫が最近ゴロゴロしない。そんなとき飼い主様なら心配になってしまいますよね。

前述したように、猫がゴロゴロしないのは自立心が芽生えて、子猫気分がなくなった。つまり大人になったということも考えられますが、中には病気の可能性があります。

ストレス

猫がゴロゴロしないのと同時に、過度なグルーミングや元気減退、食欲不振などが見られる場合は、ストレスが原因となっているかもしれません。ゴロゴロと喉を鳴らすということは、心身共にリラックスをしている状態ではないとしません。

そのためストレスで精神的に不安定になっているときや、不安や恐怖で頭がいっぱいになっている状態だと、どうしてもゴロゴロしなくなるのです。

もし、愛猫が急にゴロゴロしなくなり、他のストレス症状が出ているという場合は、生活環境を改めてあげるようにしましょう。

風邪

ゴロゴロしないのと同時に、寒そうにぶるぶる震えている、下痢をしている、鼻水が出ているという場合は風邪の可能性を疑いましょう。特に猫は、寒いのが苦手なので風邪は引いていないとしても室内が寒すぎて、風邪のような症状が現れることもあります。

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もし、お部屋が寒すぎて震えているようならば部屋の温度を上げて、体を温めてあげてから体調を見てあげるようにしましょう。

あまりにも症状がひどい場合は、獣医師に相談をして適切な治療を受けさせてあげてくださいね。

内臓疾患

猫は病気をしても、飼い主様に隠してしまう動物です。そのため、愛猫の様子がおかしいと思って受診をしたら、すでに病気が重症化していた!なんてこともめずらしくはありません。

猫の病気を早期発見するには、ちょっとした愛猫の変化や普段の生活をしっかりと観察してあげるのが大切です。

特に気を付けないといけないのは泌尿器系と腎臓疾患です。この二つの病気は猫の死因となる可能性の高いものです。

  • 多飲多尿
  • 脱水症状
  • 食欲不振
  • 体重減少
  • 血便
  • 下痢
  • 嘔吐

このような症状と共に、ゴロゴロしない日々が続くようでしたら病気の可能性を疑うようにしましょう。

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ゴロゴロしない猫が見せる愛情表現を知っておこう!

我が家の愛猫はゴロゴロしない、もしかして愛情を持ってくれていないのかも?信頼してくれていないのかも?なんて不安になっている方は、愛猫が本当にゴロゴロしないのかよくよく観察してみましょう。

もしかしたら聞こえていないだけで、いつもゴロゴロしてくれているのかもしれませんよ。また、ゴロゴロしない場合でも飼い主様に愛のサインを送ってくれているかもしれません。

ゴロゴロしない=愛情がないというわけではありません。ゴロゴロいう猫が多いというだけで、世の中にはたくさんゴロゴロしないのに愛情深い猫が存在しています!

大切なのは、その愛猫のサインに飼い主様が気付いて答えてあげられるかということ。ぜひ愛猫の愛情表現を見逃さないようにしましょう。

みんなのコメント

  • ネコネコ より:

    こんにちは、うちの猫は
    旦那にはゴロゴロするけれど
    私には
    ご飯の時にしかゴロゴロしてくれません。

    嫌われてるのですかね?

  • みっか より:

    ゴロゴロ度が高いなつき良い子猫を紹介してもらい飼い始め半年。(ブリティッシュショートヘア)

    最初は常にゴロゴロ、目が合ったらゴロゴロ、呼んだらゴロゴロしてた子が、今全くゴロゴロ言わなくなりました。
    徐々に減っていった感じです。

    うちの子どもが追いかけまわしたり、触りまくったり嫌なことばかりするから、人嫌いになってしまったのでしょうか。
    抱っこも嫌いになりましたし、ツンデレどころか、ほぼツン態度でさみしいです。

    もともと懐き良くて穏やかでしたが、
    どんどん心が離れてしまう感じです。
    食卓に乗った時だけ叱るようにしていましたが、そんなのも影響あるのでしょうか、、、。
    再びゴロゴロ言うようになることはあるのでしょうか。

  • マカロン猫 より:

    ご飯をあげるのも
    トイレの世話も私がしてきたのに…何故か旦那にゴロゴロするのです
    非常に相手を…私や旦那とかの顔などをペロペロ舐める事は良くしますが
    ゴロゴロがココ数日旦那にもしなくなってきて居ます
    何故でしょか

  • 愛猫だいすき より:

    ゴロゴロしないのにはそんな理由があったんですね。
    まだ1歳にもなってないですが、ある日を境に聞かなくなって不安でした。
    でも顔を舐めてくれるし、寝る時はいつも一緒なので、この記事を読んで心が大人になったんだなと安心しました。
    毎日愛しいです。

  • 猫と珈琲 より:

    うちの子は生まれた時から飼い猫、幼い時に我が家に来た子ですが、
    あまりゴロゴロしないなーと心配でした。
    時々上に乗ってきて甘えに来る時は触れてる部分からの振動で気づいたり、
    夜ゆったりした時間で撫でていた時、ふと顎の下に手を置いたらゴロゴロしてたって気づくことが殆どで。
    ゴロゴロの音量が小さい=気持ちも小さい
    のかなーと少し悲しくなってましたが、
    耳を当てないと聞こえないゴロゴロもあると知って安心しました。
    そしてよりいっそう愛情が深まりました。

  • ふーこにゃんのママ より:

    うちの3匹の猫のうち、1匹のメス猫は、ゴロゴロいいません。
    でもすぐに寄ってきて、体を擦り付けるし、目の前で突然ひっくり返ってお腹を出したりします。寝る時も私の横にやって来ます。
    優しく撫でても、喉を撫でても、ゴロゴロと言う音は全くしません。
    でも喉元を指で触れると、振動はしています。
    ちょっとさみしいけど、それがこの子の特性だから、これからも愛情をたっぷりあげたいです。

  • 不安でいっぱい より:

    お尻の穴を舐めすぎて炎症していた為、無理矢理エリザベスカーラーつけたらゴロゴロ言わ無くなってしまいました。
    すぐ目を逸らしたり、お尻をずっと向けてます。
    嫌われてしまったのではないかとショックです。

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