猫が脱走して迷子に!いち早く見つけてあげるための行動3つ

今現在、猫ちゃんを飼われているお宅では猫ちゃんを全く外に出さない完全室内飼いの方が大多数かと思います。

しかし、洗濯物を干すためにベランダを開けた瞬間に、玄関を出入りする際にうっかり、ひいては扉をあけることを覚えた猫ちゃんが自ら、外に飛び出して行ってしまいそのままおうちに帰ってこれない、という事態は決して少なくありません。

特に、完全室内飼いをしていると猫ちゃんはおうちの場所がわからず迷子になってしまうのです。

今回はそんな時の対処方法をいくつかご紹介します。もしものときのために、是非覚えておいてくださいね。

猫が迷子になったら!人懐っこい猫ならSNSに頼ってみましょう

SNSで迷子情報を拡散してもらうという方法があります。

猫ちゃんの

  • 名前
  • 顔写真
  • 特徴
  • いなくなった場所

などを添えて他の方の力を借りて探すのです。

人懐っこい猫ちゃんなら有効です。近所の見知らぬお宅に迷い込んでしまった猫ちゃんを保護した方がSNSで飼い主さんを探しているというパターンもよく見ます。

ですが、初めて迷子になり、今まで家の中だけで育っていた猫ちゃんが未知の世界に戸惑い人前に姿を現さないということもよくあります。

そうなるとこのSNSでの拡散は意味のないものになってしまいます。

じっとしてられない!自分で歩いて探すときに知っておくといいこと

自分の足で歩いて探すという方法、きっとたくさんの飼い主さんがそうされると思いますがここでも有効な探し方として紹介しておきますね。

完全室内飼いをしている猫ちゃんの場合、あまり遠くにはいかずに近所の隠れられそうな場所に身を潜めているということもよくあります。

私の場合、マンションの玄関から飛び出した猫を探しに一旦マンションの外へ飛び出したものの見つからずに、帰ってくるとマンションの自室のひとつ下の階の玄関前で待機していた、ということがありました。

扉が同じだったからわからなかったのでしょうか…。

また、どこか見えないところへ身を潜めていても飼い主さんの呼びかけに応じて出てきてくれる子もいます。

外に出て臆病になっている猫ちゃんを発見しても、そのまま近寄っては逃げられてしまうことがあります。

猫ちゃんを見つけたときは好みのキャットフードなどを片手に猫ちゃんから近寄ってくるのを待ちましょうね。

最終手段の捕獲器。でも使用には注意してほしいことがあります

最終手段としての捕獲器を使いましょう。

捕獲器にキャットフードなどを設置し、猫ちゃんをおびき寄せるというものです。ですが、こちらは本当に最終手段です。なぜなら、捕獲器は安くありませんし、近隣の野良猫ちゃんを捕らえてしまう可能性があります。

捕獲器を使ったとしても愛猫の捕獲に失敗してしまうこともあります。

もしも野良猫ちゃんを捕まえてしまった場合、捕獲器に恐怖心を持ってしまうと、地域猫のボランティア活動などをしている団体さんが困ってしまうこともあります。

しかし、車が多い場所や猫ちゃんにとって危なそうな場所が多い地域の場合、一刻も早く帰ってきてほしいと思うのは飼い主なら当たり前ですよね。

自身が飼われている猫ちゃんの環境や性格を考えてから捕獲器を使うかどうかに踏み切ってみてくださいね。

捕獲器を使った場合の注意事項

捕獲器を使った際はもしも野良猫ちゃんをつかまえてしまった時の対処まで考え、責任を持って使用しましょう。

捕獲器を使用する際、捕獲器には猫が脱走しているため捕獲器を使用している旨と、飼い主さんの連絡先、名前と住所、連絡番号等を書いておきましょう。これは他の方が見たときに勝手に撤去されないようにすることを防ぐためです。

捕獲器を使っても、警戒心の強い猫ちゃんはなかなか捕獲器に入ってくれません。1日では捕まらず、1週間程度かかることもあります。

もしも野良猫ちゃんが引っかかってしまった時は、去勢・避妊手術をしてから野良に返す、あるいは人に慣れそうであれば自宅の猫として飼う、というような心構えもしておきましょうね。

私が捕獲器を使用した時のこと

我が家の猫が脱走をしたのは日の出前、午前4時頃のことでした。

家族が玄関を開けて旅行の荷造りをしていた時にうっかり脱走してしまい、黒猫だったこともありそのまま闇夜に消えてしまいました。

猫がいないと気付いたのは昼過ぎのこと、慌てて近隣を探したのですが元々臆病な性格なせいか姿は見せず、鳴き声は聞こえるもののどこにいるのかわからない状態でした。

我が家は海と川にとても近く、野良猫ちゃんがとても多い地域です。野良猫ちゃんと喧嘩をしたら、完全室内飼いをしている我が家の猫に勝ち目はありませんし、怪我や病気、事故もとても心配でした。

捕獲器の使用を決めたのは脱走3日目のことです。

前項にも書きましたが、もしも野良猫ちゃんを捕まえてしまったらその時は最後まで責任を持とうと決心をし、捕獲器を設置しました。

捕獲器は内部に餌をつるし、それを引っ張ると入り口が閉まり、中からは出られないようになるタイプのものです。

お茶の煮出しパックに匂いが強めのおやつ用ドライフードと少量のまたたび、かつおぶしなどを入れて午後7時頃に設置しました。

時間がかかるはず…と覚悟をしていたのですが、思いのほか近所に潜んでいたようでその30分後にはあっさり捕獲できてしまいひと安心して泣きながら笑ったのをよく覚えています。

捕獲器を家の中にいれて「おかえり」とお祝いしたものの、我が家は多頭飼いであるため、申し訳ないのですが猫には一晩そこで過ごしてもらい、翌日獣医さんに検診をしてもらってから家族の他の猫たちと触れ合わせることができました。

そもそも脱走されないために飼い主が日頃しておくべきこと

猫ちゃんがうっかり迷子になってしまうのはいくら気をつけていても起きてしまうことです。

我が家の場合は無事に帰ってくることができましたが、もしも車にひかれてしまったら…などの心配は尽きることがありません。

猫ちゃんが脱走してしまわないよう、外と繋がる扉の開け閉めには入念に気を遣う、などをしてみましょう。

我が家の猫は勝手に扉を開けてしまう猫なので玄関や窓の施錠は必ずしていますし、各部屋の扉には幼児が勝手に扉を開くことを防止するためのロックがついています。

工夫方法は様々だと思いますが、飼い主と猫ちゃんが共存するために暮らしやすい部屋を目指してみてください。

脱走されると困る!猫ちゃんを守るために

最後にまとめです。

  • SNSで拡散
  • 自分の足で歩いて探す
  • 最終手段の捕獲器
  • そもそも脱走されないために工夫をする

以上です。

外に興味関心があるのは猫ちゃんの本能ですから仕方ないのですが、猫ちゃんの安全を守るためには家の中にいてもらうことが一番確実です。

どうか飼い主である皆様は猫ちゃんの安全を守ってあげてください。

みんなのコメント

  • キジ白 より:

    こんばんは。
    いきなりすみません。
    うちでもつい3日前脱走されて何の情報もないままどうすればいいかと悩んでる最中です。唯一の希望は脱走した夜にマンションなら階段下にセットしたご飯が無くなってたこと。
    それなので捕獲器を検討してるのですが、メスで体重が軽いので吊り下げ式がいいのでしょうか?
    またわたし自身の生活スタイルで夜中に帰るので、夜中ドライフード食べてる事も多いし、何より警戒心が強いのでやはり夜中が勝負かなと考えてます。

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