猫がもし中皮腫と診断されたら?中皮腫になった愛猫の記録

我が家の愛猫は17歳の時、中皮腫と診断されました。「なんだかいつもより食欲がないな」そう感じた次の日のことです。

日中、玄関先で激しく呼吸をしながら泡を吹いて倒れている愛猫を発見し、慌ててかかりつけの病院へ。そして病理検査の結果、言い渡されたのが中皮腫という病名でした。

中皮腫について慌ててネットを利用し調べてみましたが、当時、中皮腫の情報はなかなか見あたらず、介護は手探りが続いて不安ばかりでした。

今も、愛猫が中皮腫と診断され、同じように情報不足に悩んでいる飼い主さんがきっといらっしゃるはずです。そこでひとつの参考として、我が家の愛猫が中皮腫で闘病した時の様子をご紹介します。


どんな癌?猫に非常に稀な「中皮腫」の特徴

中皮腫は、猫の胸を覆っている部分の内側の、中皮という部分が腫瘍となる、悪性の癌です。

猫には非常に珍しい癌で、何十年も猫と関わってきた獣医さんであっても遭遇するのはまれです。場合によってはベテランの獣医さんでさえ初めて見たという人もいるほど。

人間の中皮腫であればアスベストが原因とされていますが、猫の場合、実は原因さえ定かではありません。

我が家の愛猫も中皮腫と診断されたものの、自宅にアスベストが使われているわけでも、家族にアスベストと関わりのある人間がいたわけでもありませんでした。

そして原因がわからない以上、残念ながら有効な治療方法が一切ないのも中皮腫の特徴です。癌といえば抗ガン剤や放射線治療などが思い浮かびますが、それらの手段は中皮腫に対してはほぼ効果が見込めません。

また、胸の広範囲を蝕んでいく癌であるために、手術で切除することもできません。

もし中皮腫になってしまったら、病院でできるのは対症療法だけです。そして飼い主さんは、完治しない癌なのだという覚悟を決めなければなりません。

診断結果を信じたくない……。でも病理検査が覆る可能性はほぼゼロ

日に日に弱っていく愛猫の姿を前に、癌という重大な診断が果たして真実なのか、もしかしてなにかの間違いで、本当はもっと別の病気なんじゃないかと疑いたくなってしまう飼い主さんもいるのではないでしょうか。

しかし、中皮腫を含めて癌の診断はその病院だけでは通常行いません。病理検査といって、猫からとった細胞の一部を専門の機関で検査した上での中皮腫という診断です。

どの病院で検査したとしても、残念ながら病理検査の結果が覆ることはまずありません。

愛猫はこれからどうなるの?中皮腫の具体的な症状

猫の中皮腫における主な症状は胸水(あるいは腹水)です。胸腔という、心臓や肺、気管などが存在する部分に次第に液体がたまっていきます。たまった液体が肺などを圧迫するため、呼吸困難や咳といった症状が現れるようになります。

中皮腫になってしまった愛猫に対して、飼い主さんがしてあげられる最も重要なことのひとつが、この胸水を病院で抜いて貰うことです。

胸水がたまってくるほど猫は苦しくなります。半日~丸1日の入院が必要になりますが、胸水を抜いてもらうことによって猫は非常に楽になるはずです。愛猫に安らかな余命を送ってもらうためにも、胸水を抜く行為は欠かせません。

  • 呼吸が早い、浅い
  • 鼻水が出る
  • 口を開ける

など呼吸に異常な様子が見られたら胸水がたまっている可能性があります。

我が家の愛猫は1回だけ胸水を抜き、2回目を抜く前に亡くなりました。しかし亡くなる数日前から「ぷぅー、ぷぅー」と呼吸の度に鼻から音がするようになりました。胸水がたまっていたのでしょう。

もう少し早めに2回目を抜いていたら、もっと楽に最期の時を迎えられたかもしれません。後悔しないよう、胸水は症状が出たらすぐ、あるいは症状が出る前に獣医さんと相談しながら、定期的に抜くようにするのがおすすめです。

また、もうひとつよくある症状が食欲の減退もしくは廃絶です。我が家の愛猫は食に執着がものすごい猫だったにも関わらず、倒れて以来一切のごはんを食べなくなりました(=食欲廃絶)。

水ですらろくに飲めず、皮下注射で過ごす日々。獣医さんによると「食べたいのに食べられない」のではなく、そもそも「食べる気力がわかない、食べたいとすら思わない」状態なのだそうです。

倒れるまで普通にごはんを食べていたはずなのに、倒れて以来180度変わって1粒もごはんを食べなくなった猫の姿は衝撃的なものでした。

もし猫が中皮腫になってしまったら、食欲があるうちはどんどん食べさせてあげてください。そしてもし食欲廃絶してしまったら、飼い主さんはできるだけ猫の食欲が戻るようにあらゆる方法を試しましょう。

それでも口にしない場合は、病気の猫向けに販売されている高カロリーの餌を強制給餌で与えるしかありません。

いったいどれくらい?中皮腫の治療費用

猫の癌の治療費用は、本来高額です。

しかし、中皮腫には有効な治療方法がありません。そのため、費用はかからないというより、「かけたくてもかけることができない」状態になります。抗ガン剤など特別な薬を処方されることも基本的にありません。

中皮腫においてかかる最低限の費用は、

  • 血液検査、病理検査など中皮腫と診断するために必要な費用……数万円
  • 胸水を抜く費用……1回5千円~1万円
  • 皮下点滴代……1回2千円~5千円
  • 栄養剤や痛み止めの注射……1回千円~5千円

など、基本的にその場その場の対症療法に関するものになります。この他、飼い主さんに代わっての強制給餌など特別なお世話が必要な場合はさらに1回数千円ずつ費用がかかることがあります。

我が家の場合は、愛猫が倒れてから亡くなるまでの19日間で6万円ほどの治療費となりました。

中皮腫と診断されるまでに3万、入院して胸水を抜くのに1回1万、皮下点滴と注射に1回5千円を3回、その後自宅での輸液に切り替えて5千円といった内訳です。

また、同じ治療内容でも病院によって費用にかなりの差があります。愛猫がかかったのは良心的な値段の病院でしたが、高い病院だとこの3倍以上の料金がかかるところもあるので注意が必要です。

負担がつらい……。中皮腫の治療費を安く抑える方法

普段健康的な猫であれば1年に1回の血液検査や予防接種のみで過ごすため、いきなり月に数万の出費となると高額と感じざるを得ません。

もしもできる限り治療費を安く抑えたいと考えるなら、「輸液を自宅で、飼い主さんの手で行うこと」が一番です。

実は皮下点滴は、素人の飼い主さんでも自宅で行うことができます。獣医さんにやってもらうと最低でも1回に2千円はかかるところ、飼い主さんが自宅で行うと1回あたりのコストは数百円に抑えられます。

通院が長引くほどこの皮下点滴代が財布を直撃するため、この皮下点滴が自分でできるか否かでかかる治療費に雲泥の差がつきます。

輸液が初めての飼い主さんは「猫の体に点滴の針を刺すなんてできない!」と尻込みしてしまうかもしれませんが、気をつけてやれば実は簡単です。家族などの協力を仰ぎながら、獣医さんに「輸液を自宅で行いたい」旨を告げるとよいでしょう。

どの病院でも、ある程度症状が安定してからであれば自宅での皮下点滴自体は許容してくれるはずです。また輸液の方法についても、獣医さんが目の前で実践して教えてくれるので安心です。

ただし、この方法は当然ながら皮下点滴する必要がある場合限定です。自力でまだ水を飲むことができる猫の場合、皮下点滴の必要がなくあまり費用が変わらないことも考えられます。

倒れてから亡くなるまで19日間。中皮腫になった愛猫の記録

中皮腫は症例が少なく、飼い主さんは闘病生活の間どうしたらよいのかもわからず手探りの日々が続くのではないでしょうか。

中皮腫とはいったいどのように始まって最期はどこへと向かっていくのか。あくまで一例ではありますが、参考までに我が家の愛猫の場合をご紹介します。

倒れてから数日、ずっと飼い主を威嚇

倒れて病院から帰宅してすぐ、愛猫は部屋の隅にうずくまりました。

そして驚くことに、人懐っこい猫だったにも関わらず、飼い主はもちろん家族の誰が近づいても必死に威嚇するのです。「調子が悪いから近づかないで」と言われているようでした。

苦しいのか、痛いのか、つらそうな表情で威嚇するのがかわいそうで、必要最低限には近づかないようにしながら最初の数日を過ごしました。

原因不明。何故か歩き方が這うように

未だに全く原因がわからないのですが、中皮腫で倒れて以来、愛猫はきちんと四本の脚で立って歩くことができなくなりました。自分の体を支えきるだけの力がないのかもしれません。ほとんど這うようにして動くようになりました。

基本的にひとつの場所にじっとしていて、突然さかさかっと素早く、数十cm這うように歩いて移動します。これを繰り返して、ようやく隣の部屋へ行き着くという状態でした。

ごくまれにすくっとしっかり立って移動するのですが、それでもすぐにへたりこんでしまいます。移動するための力をためてようやく動くといった感じでした。

お風呂場や廊下が定位置に。寒いところにばかり行きたがる

中皮腫との闘病中、愛猫はお風呂場や日の当たらない廊下の奥など、あえて寒いところばかりを選んで必死に這っていきました。

愛猫が倒れたのは7月の中旬、気温もだいぶ上がってきた頃。最初は暑いのかと思いましたが、猫の体を撫でてみてすぐに違うとわかりました。

愛猫の体は、ぞっとするほどひんやりとしていました。「生きているのに猫の体ってこんなに冷たくなるの」と驚いたのを覚えています。

「そこでは寒いでしょ?」と部屋の中に戻しても、またどうにか自力で抜け出して再びお風呂場の床で寝そべります。手足をお腹の下にしまった姿はまるで「ツチノコ」のようなかたちでした。

特に老いた猫や病気の猫が、寒いところに行きたがるのはよくあることのようです。理由としては諸説ありますが、有力なところでは「体温が下がってしまっているので、いつもの気温でも相対的に暑く感じてしまっている」のだそうです。

寒いところにずっといると余計体温が下がり悪循環になります。やはり、獣医さんによれば、できるだけ暖かいところに戻してあげる方がよいとのことでした。

食べてくれない……次第にやせていく愛猫

中皮腫で倒れて以来、愛猫は自分からは全くごはんを食べなくなりました。もともと非常によく食べる子で、多頭飼いしていた他の猫のごはんまで奪って食べていたため、やや肥満体型。

最盛期は6.7kgほどあり、お腹も垂れていました。いつでもごはんの入っている戸棚の扉さえ開ければ、どこからでもとんでくるような、そんな猫でした。

しかし倒れてから、愛猫は口の中にフードが入ることも嫌がります。当然、猫は次第に痩せていきました。垂れているお腹はそのままに、背骨が浮き、それまで全くわからなかった肋骨がわかるようになってしまいました。

顔の肉も落ちていき、愛くるしく丸々としていた輪郭は鋭利になりました。相対的に目がつり上がったように見え、すっかり形相が変わってしまって、一瞬また別の病気を発症したのかと思ったほどです。

もともとが肥満体型だったために脂肪は残っていましたが、明らかに背骨がはっきりと浮き上がり、日々やつれていくのがわかりました。

食欲廃絶。様々な方法を試すも効果なし

一切の食事を受け付けなくなった「食欲廃絶」と呼ばれる状態になったため、ごはんのあげ方には工夫が必要でした。食欲を少しでも取り戻すためにあらゆる方法を試してみましたが、結果は惨敗。

  • いつものごはん
  • おいしそうなウェットフード
  • トッピングを増やしてみる
  • 鼻先にフードを持って行く
  • 温めてにおいを強くしたフードを差し出す
  • 口に直接フードをつけてみる

など、全て無反応というありさまです。

ごはんの時間になってももちろんお風呂場でうずくまったまま動きません。目の前に差し出してもにおいすら嗅がず、そこにフードなんてないかのような、完全な無反応という状態が亡くなるまで続きました。

とにかくなにも口にしない。水もほぼ飲まない日々

食欲が失せ、フードはもちろん水もほぼ飲まなくなってしまいました。ほぼ普通の水飲みボウルから水を飲むことがなくなってしまったため、水を飲んでくれる方法を模索しました。効果があったのは、

  • スポイトを口の中にさしこんで(ほぼ強制的に)飲ませてみる
  • 厚みのほぼない(厚さ5mm程度)お弁当箱の蓋に薄く水をたらし差し出してみる
  • じょぼじょぼと激しく水の音がする自動給水器を置いてみる

という方法です。ちなみにお弁当箱の蓋を使ったことについては、這っている=顔を上げるのがつらいのかもしれないと考えたからです。自分から口にするだけ、水の方がフードよりはマシでした。

しかし、せいぜい1日に数口といったところで到底必要量には足りませんでした。そのため病院に行く度に皮下点滴をしてもらい、水分を補っていました。

最後の手段、強制給餌をするも、猫は大暴れ

なにをしても食べてくれなくなったので、病院でもらった高カロリーのものすごくにおいのきついペーストをシリンジでしかたなく強制給餌しました。しかし、食欲廃絶した猫にとって、強制給餌は最後の命綱であると同時に過酷な行為です。

強制給餌の度、愛猫は首を振って逃げ出そうともがきました。体力が落ちているのに力は強く、二人がかりでやっても押さえるのが大変です。強制給餌が終わった後は家族も猫もへとへとでした。

猫は暴れてなけなしの体力を使い切り息を荒げて苦しそうな様子です。正直かわいそうでなりませんでしたが、食べなくなるということは死ぬこと。死んでしまうことがおそろしく、なんとかして食べてもらおうと強制給餌を続けていました。

とはいえ、あまりに嫌がるのでそれほどの量をあげられたわけではありません。結果的にカロリーが足りず、やせていくことは止められませんでした。

苦しそうだったのが少しだけ楽に。病院で胸水を抜いてもらう

ほぼ毎日通院していましたが、1回だけ獣医さんのすすめで中皮腫の症状のひとつである、胸水を抜いてもらうために半日入院しました。

病院に猫を預け、おそるおそる夕方迎えに行くと、猫はやはりじっとしたままです。しかし、胸水を抜いて呼吸が楽になったのか、普段より幾分元気がある様子でした。

軽く頭を動かして飼い主を見上げたり、たまに立ち上がってささっと歩いたりします。病院でついでにしっかりと強制給餌してもらったことも元気の理由かもしれません。やはり、食べると体力が違います。

突然の下痢の末、強制給餌を中止

強制給餌を続けて数日。愛猫はろくに餌を食べていないにも関わらず、大量の下痢をしました。体の中の食べ物を全て出し切るかのように、這いずり回りながら下痢をする愛猫。

強制給餌を続けた結果がこれでした。

トイレ以外で粗相したことのない猫で、おそらく自分でもあちこちで下痢が止まらないことにショックを受けている様子でした。すっかり消沈して、つらそうにしている愛猫の姿。それを見て、もう、強制給餌を続けることはできませんでした。

もし、中皮腫が治る見込みが少しでもあるのなら、きっと強制給餌を続けていたと思います。でも治る見込みはなく、愛猫は下痢をしていて、家族にすら近寄らなくなり、苦しんで険しい顔をしています。

少しでも回復してもらうための強制給餌でした。愛猫を苦しませるために強制給餌しているわけではありません。ごはんを食べて毎日苦しみ続けるのなら、ごはんを食べずに1日も早く楽になってほしかった。

そして、その日から亡くなるその時まで、一切無理に食事を与えることはしないと決め、実際にそうしました。

下痢をしてしまったことを獣医さんに伝えると、獣医さんには「もうなにが起こってもおかしくはない」と言われました。「効くかはわからない」とのことではありましたが、痛み止めや下痢止めの注射をしてもらいました。

しかし案の定効かず、愛猫は相変わらず苦しそうな顔をしています。食べさせることをやめたので、もう出るものもないのか、下痢をすることはそれ以降ありませんでした。

強制給餌や通院をしなくなったら、ストレスフリーに

この頃、病院には中皮腫の経過観察や輸液のためにほぼ毎日通院していました。しかし、行く度に猫は力を振り絞って嫌がります。

強制給餌をやめてからもう嫌がることは一切しないと決めたので、獣医さんにできるだけ病院には連れて行かずに済ませたいとお願いしました。相談の末、脱水は苦しむ原因になるということで、自宅で皮下点滴することになりました。

1週間分の輸液セットをもらって帰宅後、「もう病院には行かないよ、おうちでゆっくり好きに過ごしていいんだよ」愛猫に話しかけたその言葉が通じたのかどうか。

あれだけ家族を威嚇し、険しい顔でいた愛猫は、その日を境に驚くほど表情が穏やかになりました。家族が近づいても嫌がりません。それどころか、たまに自分からぴたりと寄り添ってくれることすらあります。

食べさせていないのですから、近いうちにその日は必ずやってくるとわかっていました。しかし、威嚇することも、険しい顔をすることもなくなって、うっすらと喉すら鳴らす愛猫の姿に、これで間違っていないと痛感しました。

皮下点滴だけで命を繋ぐ日々

皮下点滴自体は初めての経験でしたがさほど嫌がられることもなく、強制給餌よりよほど簡単に終わりました。

皮下点滴をすると、猫の体に入った輸液は猫の背中でぽこりと柔らかいこぶになります。2日に1回、100ccほどの皮下点滴が、愛猫の命を繋いでいる唯一の手段でした。

相変わらず自分から水はほぼ飲まず、数日に1回、一舐めしてくれるかどうかといったところ。その一舐めのために自動給水器まで買い換えました(本当に一舐めだけしてくれました)。

皮下点滴以外は特になにもせず、毎日愛猫の好きなように過ごしてもらうことにしました。愛猫はお風呂場まで遠征したり、人の布団の上で丸まって寝ていたりします。

そして、10日ほど経ったある日、気づいてしまいました。2日前に点滴した分の水分が、全く減らないまま猫の体に残っていました。もう、水分すら吸収できない体になってしまったのです。

猫に寄り添って過ごす、最後の数日間

吸収できない以上、これ以上の皮下点滴は無意味です。いよいよ覚悟を決めて、最期の数日を過ごすことにしました。仕事で日中は不在でしたが、できるだけ毎日毎晩、愛猫のそばに寄り添って過ごしました。

くっつくくらいは問題ないのですが、抱っこしたり、撫でさすったりするのはあまり嬉しくない様子だったので控えました。あと何日持ってくれるだろう、この子はいつ楽になるだろうと、そのことばかり考えていました。

そして7月の終わり、倒れてから19日目、点滴を受け付けなくなって4日目に、その日はやってきました。ふと足元でいつもどおりうずくまっている愛猫を見ると、周囲は明るいのに瞳孔が開ききっています。それが予兆でした。

突然、ゆっくりと横倒しになった愛猫は失禁し、そのまま10分ほどやや苦しそうな呼吸をして、そして家族全員に見守られる中に息を引き取りました。

後悔しないために、できることを全てやってあげよう

ろくな対策をしてあげることもできませんでしたが、最期の瞬間を家族全員で看取れたことは大きな救いでした。

中皮腫は不治の病です。もしも愛猫が中皮腫となってしまったら、飼い主さんはできる限り一緒にいて、猫が安らかに最期の時を迎えられるように、できる限りのことをしてあげてください。

どのように介護していくかは飼い主さんによって異なります。しかし、どんな方針をとったとしても、重要なのは、飼い主さんがその時、猫にとって最もよいと思った方法をとってあげることです。

愛猫のことを世界で一番よく知っている飼い主さんが納得しているのならば、きっと愛猫にとってもそれが正解なはず。

やり残したことがあると後悔します。飼い主さんは全ての愛を、愛猫に注いであげてください。

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