猫は母性本能が強い動物だった!ヒトや他の動物にも愛情をそそぐ理由

子猫をかいがいしくお世話をする母猫の姿を見て「猫は母性本能がとても強いんだな」と思ったことありませんか?

実際に猫の母性本能は動物の中でも大変強いと言われており、自分の子供だけではなく他の子猫や、子犬や小動物、さらには人間の赤ちゃんまでもお世話をしてくれるのだとか!

いつも自由気ままで自己中心的なイメージの強い猫ちゃんが、なぜここまで母性本能を発揮してくれるのか?とっても気になる猫の母性本能について今回は解説していきましょう!

猫の母性本能が強い理由

猫はとても母性本能が強い動物で、自分の子供を愛情たっぷりに育てるのはもちろんのこと他者の子猫も場合によっては自分の子供と一緒に育ててくれます。

そのためお腹を空かせて鳴いている子猫を子育て中の母猫に近づけると、自分の方に抱き寄せて母乳を飲ませて他の子猫と一緒に寝かしつけも行ってくれます。いったいなぜ、猫はここまで母性本能が強いのでしょうか?

猫は多胎動物だから

猫は一度にたくさんの子猫を産む動物で、一度の出産で1~9匹もの子猫を出産します。そんなに多くの子猫を出産するのですから、いちいち子猫を見わけて子育てをするようなことはしません。

そのため自分の子供でも、他社の子供でも子育て中に子猫を見つけたら分け隔てなく育ててくれるのです。

他の子猫に対して寛容だから

子育てをしているメス猫は子猫たちに対してとても寛容な態度をとります。たとえば複数飼育の環境で、近い時期に出産が重なると子猫たちは全ての母猫から平等に扱われて育つというのです。

そのため、場合によっては保育園のような集合体が形成され母猫たちは代わる代わる子猫たちの面倒を見ると言います。もちろんトイレのお世話や、社会のルールのしつけ、さらには授乳まで行います。

猫は元々単独行動が好きな動物ですが、ある一定のコミュニティを形成してお互いの情報交換をしたり、友好を深めたりしますので、子育てについてもママ友同士て協力して行うということですね。

まさに母性本能が強いからこそできることです!

野生の母猫は他の子猫の面倒を見ない?

子育て中は母猫同士で協力して子猫を育てるのですから、きっと野良の世界で生きている猫もそうだろうと思ったら実はそんなことはないようです。野生の世界で生きる母猫は全て一人で子育てをします。

他の子猫に対して寛容だったんじゃないの?もしかして野良猫は母性本能が強くないの?と思うかもしれませんが、正確にいうと「野生の世界では他の子猫に出会うことがない」というのが正しいです。

野外で暮らす大人猫のテリトリーはとても広く、他の猫と密な付き合いをすることはほとんどありません。また子育てをしている母猫が、他の子育てをしている母猫の巣に近づくこともまずありえません。

そのため、母猫達は自分の子猫以外の子猫に出会う機会がほとんどなく、野良猫達が協力して子育てをするという状況は発生しないのです。

だからこそ、母猫達は「自分の子猫」「他者の子猫」といった概念をあまり持っておらず、「子猫」という大きなくくりで見るのと同時に、持ち前の強い母性本能で他者の子猫でもあっさりと受け入れてくれるのだといえます。

猫が人間や他の動物に母性本能を発揮する理由

持ち前の母性本能で他者の子猫でも分け隔てなく育ててくれる母猫ですが、中には種族が全く違う動物を育ててくれる猫もいますよね。ちなみに我が家の猫も、娘を赤ちゃんの頃から可愛がってくれていて、今でもこのように相手をしてくれています。

子供と猫の写真

このように人間の赤ちゃんの相手をしてくれる子もいれば子犬や捕食対象となりうるかもしれない、小鳥などの小動物もかいがいしく育てている猫の話も聞きます。

いったいその理由な何か?調べてみたところ、やはり猫が持つ強い母性本能が関係しているようです。

子猫のときからヒトに飼われていたり、他の動物と暮らしている猫は、その種族を仲間、もしくは少し変わった見た目をしている猫と思ってくれるようです。

そのため、他の種族の赤ちゃんを差し出されても「何だか変わった子猫ね。でもお腹を空かしているみたいだし、ママを呼んでいるみたいだからお世話をしてあげなくちゃ」という気持ちになってくれるようです。

また猫によっては飼い主様のことも「少し自分より大きいくせに、高い所に登れなかったり、獲物をとってこれなかったりする、少しかわいそうな猫」と思っているという説もあります。

そのため、猫が虫や小動物を持って帰ってくるいわゆる「お土産」は飼い主様に獲物を捕れたことを自慢しているときと、「どんくさい飼い主は獲物も摂れないだろうから代わりに捕ってきてやったぞ!」という気持ちのときがあるそうです。

この行為も強い母性本能が働き、不出来で頼りない猫のためにやってあげているという親心によるものなのかもしれませんね。

オス猫でも母性本能を発揮することがある?

オス猫は基本的に子育てに参加をすることも、メス猫の子育てをサポートすることもあまりないようですが、個体によってはメス猫の母性本能に負けないくらいの子煩悩ぶりを発揮することもあります。

そもそも野生のオス猫は複数のメス猫と交尾をするため「自分の子供」という感覚があまりないと言われています。しかし、完全室内飼いのオス猫の場合子猫を間近で見て育てることになります。

そのためオス猫の性格にもよりますが、他の同居猫から子猫を守る行動や犬から子猫と母猫を守る行動、さらには甘えてくる子猫にお乳が出ないのに吸わせたり、毛繕いをしてあげたりすることもあるようです。

また、状況によっては他の種族の赤ちゃんも受け入れて、かいがいしくお世話をしてくれることもあるというのですから驚きです。

ただ、オス猫はメス猫と違って母性本能というものを発揮することは少なく、他の種族の赤ちゃんを受け入れる多くのオス猫は、自分が他の種族の動物に育ててもらったり、幼いころから遊んでもらった経験がある子だといいます。

また、オス猫、メス猫に限らず自分の子供ではない子猫や他の種族の赤ちゃんを受け入れるかは個体差によります。中には赤ちゃんという存在に恐怖を感じて攻撃的になる場合もあります。

そのため、いくら猫は母性本能が強いからといって、いきなり赤ちゃんと猫を対面させるのはやめましょう。

猫も赤ちゃんもいきなり対面したら驚いてしまうかもしれませんので、徐々に徐々にお互いを慣れさせることが重要ですから、しっかりと段取りを組んでお互いに良好な関係を築けるように配慮をしてあげましょう。

嬉しい!猫の母性本能は飼い主にも向けられている

猫の母性本能は子猫だけではなく、場合によっては飼い主様にも向けられていることがあります。お土産を持ってきてくれるのもそうですし、愛しそうに舐めてくれるのもそうです。

また、名前を呼んだら振り向いたり、撫でさせてくれているのも、もしかしたら「大きな子供にかまってあげている」という感覚で接してくれているのかもしれませんね。

その本音は誰にもわかりませんが、愛情深く接してくれる愛猫に対して少しでも愛を返せるように普段から接してあげるようにしましょう!

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