猫がびっくりする仕草。ビビり猫ちゃんたちの驚愕のリアクション!

毛をぶわりと逆立たせ、びっくりする猫の姿。人間からすると特徴的で、なかなか興味深いですよね。人間にとってはなんてことのないようなことでも、猫はびっくりすることがあります。

特に警戒心の強い猫は、些細なことでもすぐにびっくりしてしまうもの。驚く姿は可愛らしくもあるのですが、できればどうにかしてあげたいですよね。

そこで猫のびっくりした時の行動やびっくりしやすいシチュエーション、飼い主さんが注意したいことをご紹介します。

ドキッ!びっくりした時の猫の行動

猫がびっくりすると、人間と同じような行動から、猫特有の行動まで特徴的な姿を見ることができます。まずは猫がびっくりした時の代表的な行動をご紹介します。

びっくりしてしっぽなど全身の毛を逆立たせる

しっぽなど全身の毛を逆立たせる猫のイラスト

猫はびっくりすると、全身の毛を逆立たせます。普段体に沿ってぴったりと生えているはずの猫の毛が、まるで静電気で引っ張りあげられているかのようにぶわりと立ち上がるのです。

毛が立ち上がった分、猫が一回り大きく見えることもあります。特に顕著なのがしっぽで、驚いた時の猫のしっぽは短毛種でも普段の2倍以上の太さに見えます。長毛種に至っては膨れ上がりすぎて、まるでタヌキのしっぽのようです。

「こんなに太くなるんだ!?」と飼い主さんもびっくりするでしょう。

びっくりして猛ダッシュで逃げていく

驚いて逃げていく猫のイラスト

猫はびっくりすると、瞬時に身をひるがえして猛ダッシュで逃げていくことがあります。一戸建ての家だと、家の1階から2階の部屋の隅まで一気に逃げていくこともしばしばです。

何もそこまで距離をとらなくても……と飼い主さんも唖然とするくらい、とにかくその場から離れようとします。

また地震が来た時に、人間よりも敏感な猫はびっくりして、また危険を感じて家中を本能的に安全な方向を目指しダッシュで逃げていきます。

びっくりして硬直する

驚いて硬直した猫のイラスト

見慣れないもの、危険なものに出くわした時、猫はびっくりするあまりその場で固まってしまうことがあります。

目の前のものを凝視してぴたりと動きを止めるのは本能に根ざした危機回避行動です。動いていると、獲物だと思われ襲われる危険性があるので、猫は動きを止めて相手の視界に止まらないようにします。

また、びっくりしたものの正体をよく見て確認しようと、動きを止めていることもあります。特に猫は動いているものではなく静止しているものに関しては視力が弱いので、自分が止まらないとよく見ることができません。

びっくり!大ジャンプ!

驚いて大きくジャンプする猫のイラスト

よく、人間がびっくりするとき「飛び上がるほど驚いた」という表現を使いますが、猫もびっくりした時飛び上がるような様子を見せます。飛び上がる寸前の体制で止まることもあれば、実際にものすごく高く飛んでしまうこともあります。

人間がつま先立ちをするように、4本の脚先を立て、お腹を限界まで上げ、毛を逆立てている時は、びっくりして反射的に逃げようとしている状態です。

びっくりして瞳孔を開く

驚いて瞳孔が開いた猫のイラスト

猫はびっくりすると、瞳孔が開いてまんまるになります。昼間猫の瞳孔は細くなりますが、夜、暗いところでは丸くなっていますよね。猫がびっくりすると、アドレナリンが出てその作用で瞳孔が夜のように大きく広がります。

びっくりしている時よく「目を丸くする」といいますが、文字通り猫はびっくりすると目を丸くするのです。

びっくりして対象の方を向いて身を低くする

驚いて姿勢を低くする猫のイラスト

例えば目の前に突然上からものが落ちてきた!というような場合、人間でも思わず身構えて、身を低くしますよね。猫も同じような行動を取ります。

予想しない方向から突然大きな音がしたりものが出現したりすると、猫はぱっと身をひるがえして対象の方を向き、瞬時に頭を低くして4本の足で踏ん張ります。

全身の毛を逆立たせながら様子をうかがい、安全を確認して初めて、いつもの姿勢に戻ります。

24時間気が抜けない?びっくりしやすい猫はこんな猫

猫によってびっくりしやすさにはかなり個体差があります。中でも、特にびっくりしやすい猫には以下のような特徴があります。

好奇心旺盛な猫

遊び盛りの若い猫など、好奇心旺盛な性格をしている場合はさまざまなものに興味津々で向かっていくためびっくりすることが多くなります。

びっくりして近づかなくなるかと思いきや、懲りずにまた近づいてびっくりすることを繰り返すこともあります。

本当に危険なものに出くわしたのでないかぎり、好奇心旺盛な猫にとって「びっくりする」という経験自体がちょっと楽しいことでもあるのかもしれません。

臆病な猫

臆病で小心者の猫の場合、わずかなことでもびっくりしやすくなります。何かトラウマになるようなことがあった場合もあれば、もともとそういう性格の場合もあります。

臆病を克服するのはなかなか難しいので、飼い主さんは気長に付き合ってあげましょう。

子猫

子猫は経験が少ないために、いろいろなものにびっくりしがちです。例えば猫が大好きな猫じゃらしでも、子猫の前に突然出すとびっくりして逃げてしまうことがあります。

大人になって経験を積むにつれ、びっくりするようなことは自然となくなっていきます。ただし、子猫の時騒音などによりびっくりすることがあまりに多いと、成長してからも些細なことでびっくりしやすい猫になってしまいます。

慣れることが大事!猫がびっくりしやすいもの

人間であれば、想定外の音がした時でも、だいたいのものに関しては「どこから、どうして出た音なのか」理解することができるので「突然大きな音が響いた」などでない限りあまり驚くことはありません。

しかし、猫の場合は人間が驚かないようなものに対してもびっくりしてしまう場合があります。一体猫がよくびっくりしてしまうものにはどんなものがあるのでしょうか。具体例をいくつかご紹介します。

聞き慣れない音

人間のもとで暮らしていると、猫はさまざまな生活音を聞くことになります。

テレビやラジオの音や、台所で調理する音、人間の足音やドアの開く音など、日常的に聞いているものに関しては猫は慣れ、最初はいちいちびっくりしていても次第に慣れていきます。

しかし一方で普段聞き慣れないと、たとえごくわずかな音でもびっくりしがちです。

大きな音

聞き慣れない、しかも大きな音は猫にとってびっくりしがちでストレスのもとにもなります。代表的なところでは掃除機をかける音や、ドライヤー、近所での工事などが挙げられます。

このような音は聞く機会があまりなく、突然耳に入ってきて、しかもなぜそんな音がするのか猫が理解できないので、猫がびっくりしやすいのです。

見慣れないもの

猫が今まで見たことのないようなものを突然目の前に置くと、猫はびっくりしてしまうことが多くなります。

例えば新しく購入した家具を部屋に設置すると、すぐさま寄って来てチェックし始める猫もいる一方、びっくりしてなかなか近づかない猫もいます。特に自分より大きなものだと、身の危険を感じるのかなかなか慣れません。

ちなみに、猫は環境の変化があまり得意ではないので、模様替えなどを頻繁にすると猫が落ちつかずストレスの元になります。見慣れないものを複数置くときは1つずつにして、猫が慣れてから次を置くと、猫をびっくりさせずに済みます。

普段と様子が違うもの

普段見慣れているものであっても、普段と様子が違うなど何か違和感を覚えると猫はびっくりします。例えば、飼い主さんが普段着から突然豪華なドレスを着て現れたりしても猫はびっくりすることがあります。

また、悲しい話ですが、猫を多頭飼いしていて、ほかの猫が病気になったり、亡くなってしまったりして突然動かなくなると、猫はいつもと違う様子にびっくりして硬直したり警戒したり逃げていったりすることがあります。

「何もそこまで驚かなくても……」猫のびっくりエピソード

猫を飼っていると、思わぬことで猫に驚かれ、「そこまでびっくりするようなことなの?」とむしろ飼い主さんがびっくりしてしまうようなこともよくあります。

そこで、わが家の猫から知人友人の猫の話まで、実際にあった猫のびっくりエピソードをご紹介します。

ティッシュを捨てる音に飛び上がる!?

猫のびっくりエピソード1のイラスト

わが家の猫はいわゆる「超ビビり猫」です。わが家に来たばかりの子猫時代、さまざまなものにびっくりしては体を跳ねさせていました。

そんな我が家の猫が、飼い主が知る限り一番びっくりしたのが、なんとティッシュをごみ箱に捨てる音。

静かな部屋に突然響いた「カサッ」というごくわずかな音に文字通り数十センチは飛び上がり、1階から2階まで階段をダッシュで駆け上がりました。そして、おそるおそる1階に帰って来たのはそれから3時間も後でした。

飼い主さんと目が合っただけで逃げていく!?

猫のびっくりエピソード2のイラスト

いたずらが大好きな猫。飼い主さんの目を盗んで、テーブルの上にあるものを床に落としたり、くわえて物を持ち去ったり、普段入ることのできない部屋に侵入したりとやりたい放題。

しかしある日、普段入ってはいけない部屋にこっそりと入ったところ、部屋の中にいた飼い主さんと目が合いました。その瞬間、びっくりした猫はしっぽをぶわりと膨らませ、「しまった!」とばかり遠くまで逃げて行きました。

猫なのに飼い主さんの気配に気がつかなかったのがちょっとお間抜けさんですが、猫なりに後ろめたいことをしているという自覚はあったようです。

来客があってから3日間、部屋から出てこなくなった

猫のびっくりエピソード3のイラスト

シャイで人見知り、しかも怖がりな猫の話です。工事などで来客があると、その猫はびっくりして必ず特定の部屋に逃げ込みます。

問題なのはここからで、なんとその猫は客が帰ってからも3日間はその部屋を出てこないというのです。猫じゃらしで釣っても、飼い主さんがあやしても、無理やり連れ出そうとしてもかたくなに出たがろうとしません。

食事やトイレを運び込み、飼い主さんは天の岩戸が解除されるまで辛抱強く待ち続けるそうです。

自分で立てた音にびっくり!

猫のびっくりエピソード4のイラスト

おもちゃのネズミでハッスルしている最中、猫はネズミのことしか見えていません。勢いよく転がるネズミを無事に捕らえて口にくわえ、歩きだしたその瞬間、別のネズミに後ろ足が触れました。

想定外だったのか猫は大きく飛び上がり、ついでに口にくわえていたネズミを取り落としてしまいます。そしてネズミが落ちる音に再びびっくりした猫は、もはやネズミを捕らえることも忘れ、遠くへ逃げていきました。

「いや、自分で落としたんでしょ?なんでそんなに驚くの?」と思ってしまうところですが、狩猟本能のスイッチが入っているために、かえってあらゆる音に敏感になってしまうのかもしれません。

びっくりしやすい猫をなんとかしたい!対処法

多少大きな音であっても、猫は慣れれば平然としています。我が家の猫は、台所で食器を洗っている時の、食器の触れ合うガチャガチャという音にいちいちびっくりして動きを止めることがよくありました。

しかし今では、食器を置こうが取り落そうが、何食わぬ顔をして人間の後ろでご飯を食べ続けています。

このように、もしびっくりしがちな猫に少しでもびっくりすることを減らしてあげたいと思うのであれば、一番の方法は慣れさせることです。

猫は「普段と違う」からこそびっくりします。そこで、ある意味当たり前の話ではあるのですが「いつも通りのことであり、何も危険はない」と思ってもらうことができれば、猫は驚かなくなります。

もちろん、台所で鍋を取り落したなど、滅多にない場合はどんな猫でも驚かずにはいられません。

しかし、もし日常的な些細な音、よくあることにびっくりしがちなのであれば、あえて遠ざけるよりは日頃からそのままにして慣れさせてしまうのが一番です。

ただし、中には掃除機の音などどうしても猫が怖がってしまうものもあるので、無理強いはしないようにしましょう。あくまで生活していたら自然と聞く機会が多くなった、というくらいが理想です。

びっくりしやすい猫は繊細。慎重に接してあげよう

尻尾を膨らませたり、ダッシュで逃げて行ったりなど、猫のびっくりした姿は特徴的です。びっくりさせすぎると猫のストレスになりますので、あまり意図的に驚かせるようなことはやめてあげましょう。

また、日常的な音にいちいちびっくりするようであれば、あえていつも通りを貫いて、猫が慣れるのを待つのも手です。

猫のびっくりしやすさにはだいぶ個体差があり、同じ音でもびっくりする猫もいればしない猫もいます。また、臆病な猫ほど些細なことでびっくりしがちです。

性格はなかなか変えることができないので、猫の様子に気を配り、上手に付き合って行きましょう。

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