猫はバナナを食べても大丈夫!でも5つの注意点を必ず守って

猫がバナナを食べている動画や画像を見たことがありますか?とっても幸せそうな表情でバナナにかじりつく猫は本当にかわいいものです。

しかし、人間にとっては栄養がたっぷりで健康的な食べ物であるバナナですが、猫にとってはそのあたりはどうなのでしょうか。

猫がバナナを食べても、危険はないのか飼い主さんは気になりますよね。

バナナにはたくさんの栄養分が含まれている

バナナには食物繊維がたくさん含まれているので、便秘解消にも役立ってくれますよね。

朝食やスポーツの合間などにも食べたりするくらい、消化吸収に優れている食べ物なんです。

  • カリウム
  • ビタミンB2
  • ビタミンB1(アシン)
  • ビタミンB3(ナイアシン)
  • ビタミンB6
  • エネルギー
  • マグネシウム
  • トリプトファン
  • ポリフェノール
  • 糖質
  • 葉酸

このように、バナナには栄養分が豊富に含まれています。女性の間でバナナダイエットが流行った時期もありましたよね。

バナナ1本分で約80キロカロリーという低カロリーで、人間に不足しがちな栄養素も含まれているというのも人気の理由でした。そして何より、バナナが好きな女性って多いんですよね。

猫はバナナを食べても大丈夫、だけど注意点もある

結論から言うと、バナナには猫にとって危険な成分は含まれていないので、基本的にはあげても大丈夫です。

しかし、猫にバナナをあげすぎるのはやはりよくありません。あくまでオヤツや特別な日などにお祝いとしてあげることをオススメします。

  • バナナをそのままあげない(すりつぶしたりする)
  • 牛乳は使わない
  • バナナが冷えた状態であげない
  • シニア猫・病気の猫にはあげない
  • バナナの皮は必ずむいておき、そのまま放置しない

猫にバナナをあげる際には、これらのことにしっかりと注意してあげてくださいね。そして必ず猫がバナナを食べ終わるまで、飼い主さんが側にいて観察してあげましょう。

もし猫が嘔吐していたり、ぐったりしているような症状が現れた場合には、すぐに病院に連れていってください。

バナナを食べても大丈夫な理由と、与えるときの注意点

バナナが大好きな猫もいますが、見向きもしない猫もいるんです。猫の場合、バナナの嗜好にはかなり個体差があるようですよ。

猫は肉食動物なので、基本的にバナナに興味を示すことはないのですが、生後6ヶ月までの子猫の時期にバナナを与えられたりしていれば好きになったりする…とも言われています。

まぁ色んな猫がいますから、子猫の頃に経験していなくても、「バナナの香りや食感がたまらニャイ!」という場合もあるでしょう。

バナナ好きな猫に「バナナが食べた~い!」とかわいく言われれば、ついついあげたくなってしまう飼い主さんの気持ちも分かります。

猫も、基本的に少しの量ならばバナナを食べても問題はないんです。バナナには、猫にとって危険な成分も含まれてはいません。

ただし、カロリーが低めだといっても一本80キロカロリーもあるんです(お茶碗半分くらいのご飯と同じです)。

食べ過ぎは肥満の元になるので、飼い主さんがしっかりと管理をしてあげましょう。

目安としては1センチくらいの太さを特別な日などにあげると考えてください。

そのままあげると喉につまらせてしまう危険もあるので、必ず小さくカットしてあげましょう。

バナナをすりつぶしたり、ミキサーでジュースにしたりするのも消化を助ける意味でオススメですよ。

ただし、ジュースにする場合に人間の場合と同じように牛乳を混ぜると猫は下痢をしてしまいます。この場合にはヨーグルトなどを入れてあげるようにしてくださいね。

凍らせたバナナをあげるのは、猫の身体が冷えてしまうのでやめておきましょう。

バナナにはマグネシウムやカリウムなども含まれているので、あげすぎると膀胱炎や尿路結石などの病気になる可能性もでてくるかもしれません。

特にシニア猫や病気の猫の場合、身体への負担がさらに大きくなるので、あげないようにしてくださいね。

バナナに含まれている炭水化物にも注意してあげましょう

猫にとって危険はないと考えられるバナナですが、猫はやはり肉食動物なので炭水化物を体内で消化吸収することができません。

バナナ100グラムの中には、約23グラムの炭水化物が含まれているんです。

猫が毎日食べているフードがグレインフリーでない場合、炭水化物が30%ほど含まれていると考えられています。

ということは、この上さらにバナナを食べることで本来ならば猫にとって不要である炭水化物をかなりの量摂取してしまうことになるのです。

さらにバナナには栄養素がたっぷりと含まれてはいますが、猫が生の状態のバナナからそれらの成分をちゃんと取り込めるか…はまだ確証がないところなのです。

市販されているフードにもバナナが使用されていることがありますが、それらは生ではなく酵素処理などが施されて猫が食べられるようになっているでしょう。

バナナの皮は必ずむいておくべき!

よくコントなどですべって転んだりしているイメージがある、バナナの皮。この皮ってすごく固いですよね。

猫が間違えて飲んでしまったりすると、この皮がお腹の中でつまってしまうかもしれません。

そうなると猫が嘔吐や下痢をしてしまい、最悪の場合には腸閉塞になり手術をしないといけなくなる危険があります。

さらに、バナナはほとんど海外から輸入されてくるものですよね。

バナナが収穫されて出荷されるまでに日にちがかかるため、長期保存できるように殺虫剤や農薬が付けられているとも考えられます。

そういった意味でも猫がバナナの皮を舐めたりすると危険ですよね。このような危険を回避するためにも、猫にバナナをあげる時には必ず皮をむいてあげてください。

さらに、このバナナのむいた皮…これをそのまま置いておくと猫を不必要にビックリさせてしまうことにもなりかねません。

猫がきゅうりにビックリして飛び上がる動画などが話題になりましたが、バナナの皮のパターンも結構あるんです。

猫は不思議な物体だと感じて怖がって飛び上がってしまうわけですから、やはり良くありません。大事な猫をハラハラさせない為にも、バナナの皮は放置しないようにしましょう。

少量なら猫もバナナを食べることができます

猫も少量ならバナナを食べられる、というのはちょっと意外でしたよね。

「これまで人間が食べているバナナを猫が欲しがっていたけど、与えないように頑張ってきた」という方は、猫がバナナを食べられるということを知って喜ばれたのではないでしょうか。

ただしバナナをあげすぎると心配要素も出てくるので、あくまでオヤツとして少量だけあげるということを覚えておいてくださいね。

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