オーストラリアでは猫は駆除対象。2020年までの恐ろしい殺処分計画

猫というのは本当にかわいく、いつもその愛らしい仕草に癒されていますよね。

日本では大人気なペットとして欠かすことのできない存在になっている猫。しかし、オーストラリアではなんと…猫が駆除の対象になっているんです。

この衝撃的な事実を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。オーストラリアというと、コアラが生息していてのんびりした空気が流れている国という認識がありますからね。

どうして同じ猫なのに、生息している国によってこれほどまでに扱い方が違うのかがとても気になります。

猫がオーストラリアで駆除対象になってしまっている理由や、辛すぎる現状についても考えていきましょう。

もともとオーストラリアは、いろいろな動物駆除で物議をかもしている国でもある

そもそもオーストラリアでは、猫だけにとどまらず野生に生息している動物たちを駆除していることで有名な国なんですよね。

オーストラリアといえば動物愛護のイメージがあるので、すごく意外に感じる方が多いと思われますが…駆除されている動物たちはこちらです。

  • カンガルー
  • ウサギ
  • ヒキガエル
  • コアラ

カンガルーもコアラも、どちらも「オーストラリアといえば!」ですぐに思い付くような有名な生き物なんですよね。

それだけに、これらの動物が殺処分されているという事実はとても信じられないような内容ですし、それと同時に悲しい気持ちになります。

殺処分されてしまう理由としては、カンガルーの場合は「カンガルーの存在によって他の絶滅危惧種の動物たちが危険にさらされるから」、コアラの場合は「増えすぎてしまって餌がないから間引かれてしまった」というものが挙げられています。

オーストラリアにもたくさんの州がありますが、その中でもクイーンズランド州ではうさぎを売ることもペットとして飼うことも一切禁止されているんです(サーカスや研究などの場合は許可されることもありますが)。

日本においてはウサギはとってもかわいいペットとしての認識しかありませんから、害獣とされていることが不思議になるのですが…

ウサギは繁殖力がとても強く、環境または農業に多大な影響を及ぼすとされているんです。

そして、ヒキガエルの場合はその背中部分には毒が含まれているので、ヒキガエルを食べた動物が死んでしまうことがある…ということで駆除対象になっています。

その他にもマイナーバードという鳥は害獣とまではいきませんが、ケアンズではとても嫌われているので、見かけたら駆除されてしまうんだとか。

嫌われる理由としてはマイナーバードが他の鳥の巣を無理矢理奪い取るために、卵を落としたり雛を殺したりすることもあることが挙げられるんです。

マイナーバードのもともと持っている攻撃的な習性ゆえに、オーストラリアの人々から恨みを買っているというわけですね。

オーストラリアはとても野性味にあふれた国であるがゆえに、猫だけにとどまらず害獣が多くなってしまい、駆除対象の動物が出てしまうことも分かりました。

オーストラリアでは野良猫が殺処分の対象になっている~2020年までの恐ろしい計画

オーストラリアで殺処分されている動物たちと同じように、猫も駆除対象とされているんです。

駆除対象になっているのはもちろん家の中で飼われている飼い猫ではなく、外で暮らす野良猫のみになってはいるんですが…。

オーストラリアでは、家の中で飼われている飼い猫の6倍になる1800万匹もの野良猫が生存していると言われているんですね。

しかし、どちらにしても多くのかけがえのない猫の命が奪われてしまっていることに変わりはありません。

なんと、2015年から5年後の2020年までに猫の駆除を200万匹に対して行うという(1年で40万匹)、身の毛もよだつ方針を発表しているのです。

その目的は、オーストラリアにもともと生息している在来生物の保護のためであるとされているんです。

オーストラリアの環境省によって報告された内容によると、野良猫が存在していることによって下記の動物たちの命が脅かされると考えられています。

  • 哺乳類…36種類
  • 鳥類…35種類
  • 爬虫類…7種類
  • 両生類…3種類

これらのたくさんの種類の動物や、絶滅危惧種として指定されている動物たちを増やしていこうとする取り組みをも脅かすとされているんですね。

オーストラリアにとって猫は18世紀の終わりに他の国から連れてこられた外来種であり、在来種を守るための取り組みだとされてはいますが…

もともとは人間が勝手に連れてこられて、去勢や避妊対策をしなければ、どこまでも増えてしまうことは分かっていることですよね。

猫がオーストラリアで大量駆除されることに対する世間の意見

私のような愛猫家からすると、猫をこんなにも大量に駆除する声明を出すなんて…絶対にいけないことだと思うし涙が出るほど辛い現実です。

でもそれは私だけではなく、ツイッターなどのSNSからもその意見に反対する内容のものはたくさん上がっているんですね。

  • オーストラリアの在来種を守るために猫を殺すことは間違っている
  • もっと別の方法ができないものか。猫に投与する毒にかかるお金を使って猫たちを違う場所に移住させるなど
  • 猫を殺す権限があると考えているなんて、人間は残酷で野蛮である
  • 猫は最高の愛玩動物。ゆえにこの計画には反対!これは本当にひどいニュースだ
  • 何も殺さなくてもいいのでは。捕獲した上で去勢をするとか出来ないのか?

このように、猫の大量駆除をかわいそうだ、間違っていると唱える人は多いです。

しかし、実際にオーストラリアに猫がたくさん存在していることで在来種が絶滅の危機に貧してしまっていることも事実なのです。

でもだからといって殺処分すればいい、という訳ではないですよね。さきほども他の動物で触れましたが、「もともとは人間が勝手に連れてきた動物」なんですから…

安易にただ殺処分すればいいというものでもありません。

オーストラリアで駆除対象になっている猫は、日本の野良猫とははるかに違う動物である

ところで、日本で見かける野良猫とオーストラリアに生息している野良猫とは同じではないことを知っておられるでしょうか。

日本の野良猫は、のんびりもったりとした見た目で(もちろん痩せている猫、俊敏な野良猫もたくさんいますが)かわいらしいイメージがありますよね。

しかし、オーストラリアで生息している猫というのは、日本にいる野良猫とは似ても似つかない生き物であることを知っておいてほしいのです。

オーストラリアにいる猫は、野良猫ではなく野生猫なんですね。これらの野生猫は「Feral cats」と呼ばれているんですよ。

その性格はとても共謀で、人間を見たときには120%敵と見なして命を攻撃してくることもあるというから怖いです。

例えばFeraL catが何かの理由のために動物病院に連れてこられたとすると、全員必ず皮の手袋を装着しないと扱えないというレベルなんですね。

ここまでしても近づけない場合には、遠くから麻酔銃を打ってから大人しくさせないといけないわけです。

ですから、このFeraL catは猫というよりかはライオンでありヒョウであり、虎であるー。このように考えるとかなり分かりやすいのではないでしょうか。

ですから、オーストラリアに生息している猫は日本の野良猫とは違って人間社会には全く関わることがない猫だと言えますね。

…とはいっても、やはり見た目には猫と同じに見えますけど。中身や性格はとても凶暴だということです。

猫がオーストラリアで駆除されないように、少しでもできること

それでもFeraL Catの一番最初は、やはり人間が連れてきた猫から始まったものです。人間が身勝手に連れてきて身勝手に増やしたりした結果このように猫が増えてきたともいえるでしょう。

他にも猫が飼えなくなって捨ててしまったり、無責任に猫を増やしたブリーダーなどの責任ももちろん大きいです。

彼らが命を軽んじて行動してしまったがゆえに、もともと敵となる存在がなかったオーストラリアの動物たちに大きな影響を与えてしまい、その結果猫が爆発的に増えてしまった…というわけです。

実際に2018年の段階で、毎日100万匹以上ものたくさんの爬虫類が猫によって殺されているという研究結果が発表されているんです。この事実を無視することは、やはりできないでしょう。

このようにオーストラリアの在来種を減らしているという理由から駆除されてしまっている猫たちの裏側で、なんとかその命を助けようと保護活動をしている団体がいることも確かなんですね。

野生で生きてきた猫たちが飼い猫になるのはかなり難しいことではありますが、全ての猫が全く無理だというわけでもないのです。

しかし、オーストラリアでは本当に野良猫が増えすぎてしまっているので、どうしようもないところまで来ているのも確かでしょう。

猫の飼い主であれ、すべての人がこの現実に目を向けるべきなのです。実際にこの状況においても、まだ飼い猫を外に出す飼い主がオーストラリアにいるのです。

そんな無責任な飼い主に向かって、「猫を室外に出すならば、その猫を捕獲または殺害する。これは冗談ではない」と猫を駆除しているグループが実際に警告しているほどです。

これは本当に、とても恐ろしいことです…。

オーストラリアに生息している野良猫は、とても過酷な状況にさらされていた

オーストラリアでは広大な自然が広がっているために、野生動物である猫がたくさん繁殖してしまい、それが在来種を絶滅の危機にまで追いやってしまうことがあります。

野良猫の存在もそれと同じであり、それゆえにオーストラリアでは野良猫は駆除対象になってしまっていると言えるでしょう。

しかし、それは人間のエゴによって起こってしまったものなのです。人間は野良猫が現在置かれている状況に責任をとる必要があるのではないでしょうか。

みんなのコメント

  • 桃尻BBA より:

    日本も見習うべき。
    害のある野良猫は要らない。

  • 匿名 より:

    熱湯で処理するならいっそ約80円掛けて処分した方が猫の為

  • 口だけイ○ウエ より:

    日本も野良猫の処分をもっと積極的にやって欲しい。
    迷惑している人が我慢させられ続けるのはどう考えてもおかしな話。

  • 山田 より:

    野良猫を駆除しろ、人間の迷惑になるからって…人間って本当に勝手な生き物だ!

    • 匿名 より:

      そりゃそうだろう。
      野良猫なんかより納税してくれる人間が優先されるのは当然の事。
      固定資産税払ってる土地に全く関係の無い野良猫が無制限に糞尿出来ると思ってるなら大きな間違い。

  • 匿名 より:

    野良猫の処分も大切だけど、それ以上に野良猫を殖やす餌やりを逮捕してほしい。

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