アメリカンショートヘアは元気で人懐っこい性格。飼う時の注意点は?

「アメショー」という愛称で猫好きから根強い人気のある猫種、それがアメリカンショートヘアです。

もはや定番の中の定番とも言える猫で、血統のある猫の代表格ともいえる存在になっていますよね。

アメリカンショートヘアは、そのワイルドな風格と人懐っこい性格がたまらないですし、飼いやすいという定評もあります。

野生に近い猫種ということで、そのやんちゃぶりでさえもとっても愛らしく感じるんですよね。

もともとどのようにして誕生したのか、その歴史を知ることでさらにアメリカンショートヘアを身近に感じられるでしょう。

そして家族としてお迎えするなら、性格や特徴、さらに飼い主として気をつけておきたい点もしっかりと把握しておいてください。


アメリカンショートヘアの発祥と歴史

アメリカンショートヘアの見た目のポイントといえば、やっぱりふっくらした顔のラインとしっかりと強い足腰だと言えるでしょう。

アメリカンショートヘア猫の写真

アメリカンショートヘアという名前からその発祥はアメリカかと思われますが、実はその始まりはヨーロッパだったんですよ。

  • 10世紀…ヨーロピアンショートヘア(後のブリティッシュショートヘア)がヨーロッパから持ち込まれる
  • アメリカに上陸。ネズミを退治する猫として、さらに家庭猫としても人気が出る。
  • 1906年…ドメスティックショートヘアとして登録されるが、名前のせいで雑種のイメージが付き人気が落ちてしまう
  • 1950年代…アメリカのブリーダーによりペルシャとの交配が始まる
  • 1966年…イメージを変えるため「アメリカンショートヘア」に名称を変更して再度登録される

アメリカンショートヘアが発祥した初めのころは、ネズミや蛇などを捕まえる実用的な動物として活躍していたこともあり、英語圏では「マウサー」と呼ばれることも多いんですね。

名前が何度も変わって、最終的に現在のアメリカンショートヘアに落ち着いているわけです。

ドメスティックショートヘアというのは雑種を指すとされているんですが、名称というのもやはり重要なんだな、と妙に納得してしまいますね。

アメリカンショートヘアはもともと可愛がられるためではなく、ネズミや蛇を捕まえるハンターとしての能力が求められていました。

そのため、様々な交配をしてきたことからアメリカンショートヘアが多種多様に誕生してきたことになるんです。

交雑な交配を重ねていくことで、アメリカンショートヘアが持っていた遺伝的な病気などは自然に淘汰されて強い種だけが勝ち残ってきたと考えられています。

だからこそ、アメリカンショートヘアは丈夫で元気な猫がとっても多いんですね。

アメリカンショートヘアの毛色や体重などの特徴を知ろう

アメリカンショートヘアの顔はスクエアよりの形をしていて、脚ががっちりとしていて大きいこともかわいさ度合いをさらに引き上げていますよね。

アメリカンショートヘアの毛色はとても多くの種類があり、その数は70以上だとも言われているんです。中でも人気の高い毛色はこちらになります。

  • シルバータビー…一番有名な毛色。目の色はヘーゼルが多い。額にMの文字が入りやすい
  • レッドタビー…シルバータビーのレッド版。全体がホワイトで、赤茶色のタビー柄が入っている
  • トーティー…レッドの色味が混じりあっている。日本猫で言うサビネコのカラー
  • カメオタビー…レッドタビーよりも毛の根元が白くなっている。ほんわかした見た目になる
  • バイカラー…特に柄が入っておらず、2つの色に分かれた毛色

このようにとてもたくさんの毛色があるアメリカンショートヘアですが、この中でも最近人気が高いのはレッドタビーだと言われています。

そしてアメリカンショートヘアは、雄の場合の体重は4キロから7キロ程度、雌ならば3キロから6キロ程度になっています。

一般的な猫の平均体重が4キロなので、標準くらいだと考えることができますね。

アメリカンショートヘアの性格

アメリカンショートヘアの性格は、下記のようになっています。

  • 好奇心が旺盛で活発
  • 人懐っこい
  • 優しい、のんびりタイプ
  • 抱っこされるのはちょっぴり苦手

もともとネズミや蛇を捕まえていた猫種なこともあり、とても活発に動き回ります。

動くオモチャなどで遊んであげると、必死になって捕まえに来てくれるので飼い主さんも一緒に楽しめるでしょう。

さらにとてもフレンドリーな性格をしているので、飼い主さんやお客さん、そして他の猫とも問題なく仲良くなれるという特徴があります。

ですから先住猫がいて、2匹目の猫をお迎えしたいと思う場合にはぴったりだと言えるでしょう。

そしてのんびりした性格で、基本的におだやかな性質があり賢いです。トイレやしてはいけないことなどのしつけもしやすいのは、飼い主さんはとっても助かりますね。

サバトラとアメリカンショートヘアの柄、性格の違い

サバトラとアメリカンショートヘア(シルバータビー)って柄や雰囲気が似ていると思われたことはないでしょうか。

パッと見た目はどちらも似ているかもしれませんが、ポイントを押さえてよく観察することでその違いに自信が持てるようになるかもしれませんね。

  • 顔の違い
  • 柄の違い
  • 性格の違い

まず、アメリカンショートヘアの顔の形は全体的に丸々としていて、目と鼻の感覚が近くなっていることがわかるでしょう。

サバトラと比べてみると、やはり鼻が少し低く丸くなっていることが分かります。そして目もサバトラよりもややつり目になっているんですよ。

さらに、柄も似ているようでよ~く見てみると違いがあることが分かるでしょう。

アメリカンショートヘアの場合、太くて渦巻きのような柄になっているんです。

それに比べてサバトラは、要するに魚のサバに似た柄なので、やはりサバみたいなまっすぐなラインが入っている…と言えるんですよ。

柄が丸くなっているか、そうでないかということがかなり分かりやすい判断材料になるでしょう。

そして、最後に性格の違いについて考えてみますね。実際のところ、性格についてはそこまでの違いは見られないかもしれません。

サバトラはかなり江戸っ子のようにチャキチャキしているので、アクティブなアメリカンショートヘアはそれよりは少し大人しい…といった具合になるかもしれません。

サバトラか、アメリカンショートヘアか…パッと見分けるためにはこれらのポイントを覚えておくと便利でしょう。

▼サバトラについて詳しい記事はこちら
人懐っこく野生的なサバトラ猫。キジトラ、アメショとの見分け方

他の猫には珍しい、アメリカンショートヘアならではの助かりポイントがある

とっても人懐っこくてかしこい性格のアメリカンショートヘアですが、これ以外にもちょっと意外な性質があるんです。

  • 無駄に鳴くことがほとんどない
  • 人見知りをしない
  • 引っ越しなどの環境の変化にも動じない

猫に意味もなく夜鳴きなどをされると飼い主さんはとても困ってしまいますが、アメリカンショートヘアはこれがほぼありません。

さらに、人見知りをしないのも猫としては愛されるポイントになるでしょう(上の項目でも触れましたが、多頭飼いがしやすいのも助かりますね)。

そして引っ越しなどの環境の変化によってストレスを溜めてしまう猫はとても多いですが、アメリカンショートヘアの場合はすぐに新しい環境に慣れることができるという点も注目すべきところです。

他の一般的な猫ならできないこともできるということで、転勤が多い飼い主さんなどは大助かりですよね。

アメリカンショートヘアの寿命、かかりやすい病気ってあるの?

アメリカンショートヘアの寿命は10年から13年だとされています。

一般的な猫の寿命(15年)よりも少し短いと感じるかもしれませんが、これでも血統種の猫種の中で考えると遺伝的な疾患は少ないと言えるんですよ。

それでも一応アメリカンショートヘアにとって危険性のある病気はあります。それは残念ながら肥満です。

活発で動き回る分お腹が空いてごはんを欲しがったり、去勢や避妊の手術、さらにシニア猫になることで身体の代謝機能が落ちてしまうことも関係しているでしょう。

アメリカンショートヘアが肥満になることで、かかりやすくなる病気があるんです。

  • 関節炎
  • 急性腎不全
  • 糖尿病

猫が肥満になることによって身体全体に多くの圧力がかかることになり、それによって関節炎を引き起こす可能性が高くなってしまいます。

普段より運動やジャンプをしなくなったり、足を引きずったりしているなら関節炎になっているかもしれません。

さらに急性腎不全の危険性も出てきます。いつもよりも猫の口臭がひどいと感じたり、オシッコの量が極端に減った時は要注意です。

猫が肥満になることで、糖尿病のリスクも高まってしまいます。水を飲み過ぎてそれによってオシッコを何度もしていたり、元気がないようならこの病気を疑いましょう。

アメリカンショートヘアと暮らす上で、飼い主さんが気をつけておくべきこと

アメリカンショートヘアは環境の変化などにはとっても強い猫種ですが、活発であるがゆえに肥満になりやすいことも分かりましたね。

飼い主さんが日頃から気をつけておくべきことを知っておきましょう。

  • 運動をしっかりしてもらう(適度な広さがある空間が必要になる)
  • 構いすぎは禁物
  • ごはんの管理はきちんとする
  • 抱っこが苦手であることを覚えておく
  • 換毛期には特に入念なブラッシングをしよう

アメリカンショートヘアはもともとアクティブに運動をする猫種なので、たくさん遊んでもらうことがとても大事です。

日頃から運動をすることで肥満の防止にもなりますし、関節を守る筋肉を鍛えることもできるでしょう。

さらに、すべての猫にとってストレスを溜めることはさまざまな病気の原因になる可能性がありますが、運動をたくさんすることでストレスを解消することができますね。

狭すぎる空間ではストレスの原因になってしまうので、なるべく広さがある空間でキャットタワーなどを準備してあげましょう。

そしてアメリカンショートヘアは活躍であるがゆえに運動をすることでお腹が空いてしまい、猫に求められるがままに与えてしまった結果、肥満猫になってしまう、ということもあり得ます。

そんなことにならないように、常に飼い主さんがごはんの量を徹底しておく必要性があるでしょう。

アメリカンショートヘアは抱っこされることが基本的に苦手なので、それが逆にストレスになってしまうことがないように飼い主さんは気をつけてあげてください。

もともとは甘えん坊な性格なので、構ってほしい時には自分から飼い主さんの方にきてくれます。その時に短時間の抱っこに挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

さらに、アメリカンショートヘアはもともと寒い環境で生きてきたこともあって毛の密度が高く、抜け毛が多いんです。

そのために特に換毛期には必ず1日1回のブラッシングを欠かさないようにしてあげましょう。スキンシップをしながらブラッシングをすると、さらにいいですね。

アメリカンショートヘアの特徴を把握してアクティブな猫ライフを楽しもう

野生の血が濃いことで活発的で好奇心が旺盛である、アメリカンショートヘア。そのかわいさレベルと飼いやすさは本当に計り知れないと言えるでしょう。

アメリカンショートヘアのルーツや性格の傾向、特徴などを知ることで適正なお世話をしてあげることができますね。

適度な距離を保ちつつ、甘えん坊なアメリカンショートヘアの健康に気をつけながら、猫も人間もお互いに生活を楽しんでいきましょう。

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